突っ張り棒と結束バンドのDIYアイデアを紹介!結束バンドの横ずれについても
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
結束バンドは、配線やケーブル類をまとめるために広く使われているアイテムです。また、メンテナンスや突っ張り棒、すのこを使うDIYに活用されています。結束バンドでとめる際にドライバーやレンチなどの工具は必要ないため、誰にでも簡単に使うことが可能です。
そこで今回は、結束バンドの横ずれや結束バンドの素材について解説します。また、突っ張り棒と結束バンドのDIYアイデアを紹介します。
結束バンドの素材
結束バンドの素材として一般的に広く使用されているものは、ナイロンです。耐久性と柔軟性に優れているため、結束物を傷付けずにまとめることができます。安価なので使いやすい点もポイントです。
また、ナイロンには種類があります。広く使用されているナイロン6.6タイプには、耐熱性ナイロン6.6や耐衝撃耐熱耐候性ナイロン6.6、耐熱耐候性ナイロン6.6などがあり、屋内でも屋外でも使用可能です。
ナイロン6.6よりもさらに耐熱性や耐油性にも優れている、ナイロン46やナイロン12もあります。過酷な環境下での使用にはナイロン12がおすすめです。
ポリエーテルエーテルケトンタイプ、ふっ素ポリマータイプの結束バンドも良く使用される素材で、ナイロン製に比べると耐薬品性や耐放射能性に優れています。
結束バンドのタイプ
結束バンドには、一般的な使いきりタイプの他にも、リピートタイプやマジックテープタイプがあります。
使いきりタイプの結束バンドは一度締めると外しにくいため、パソコンのケーブル類や家電のコードなど、長さの余った部分をまとめるなど、頻繁に取り外しをしない場所の使用に向いています。なお、マイナスドライバーや針などを使って外すことも可能です。
リピートタイプの結束バンドは、結束バンドを止める爪部分にレバーやボタンが付いています。レバーやボタンを押すことで簡単に取り外せるため、何度でも使えます。
マジックテープの結束バンドは、取り外しが片手でもできる手軽さが特徴です。そのため、よく使う家電のコードやイヤフォンなど、絡みやすいコード類を束ねて使用することに向いています。
DIYに向いている結束バンドとは
屋内で使用するアイテムであっても、窓の側に置くと太陽光に晒されるため、紫外線の影響を受けます。また、太陽光が当たらない場所であっても、耐候性のある結束バンドの方が寿命は長く、急に断絶してしまったり横ずれする危険性が減らせます。
DIYにおすすめの結束バンドは、耐候性ナイロンです。なお、耐候性ナイロンの結束バンドを使用していても、定期的に結束バンドの確認や取りかえをしましょう。
結束バンドの横ずれとは
結束バンドの横ずれとは、ケーブルや配線などを結束している結束バンドが緩んでしまうことをいいます。柔軟性のある素材では横ずれしにくく、結束物を傷付けずにしっかりとまとめられます。
また結束バンドは、バンド部の裏面にあるセレーション(ギザギザ下部分)がヘッド内部にある爪に引っかかってロックし、結束する仕組みです。そのため、どれだけ強く締めたとしても、セレーションの1メモリ分は緩まり、締める際にかけた力よりも締付保持力は下がります。
突っ張り棒と結束バンドのDIYアイデア
突っ張り棒と結束バンドを使用したDIYのアイデアを3つ紹介します。特別な工具を使わなくてもできるため、誰でも手軽に作れます。
①カーテンレール
カーテンレールがない場所や目隠しをしたい場所にカーテンを設置したいときには、突っ張り棒と結束バンド、任意のカーテンがあれば簡単にカーテンの設置が可能です。
カーテンにカーテンフック代わりとして結束バンドを取り付け、突っ張り棒に結束バンドを通した後、設置したい場所の両側にある柱や壁に突っ張り棒を取り付けます。
カーテンフックが壊れたときや数が足りないときに、代用品として結束バンドを使う方法もあります。
②壁面収納
クローゼットの中やキッチン台の上など、ラックを設置するには場所が狭いけど、スペースが空いている箇所につかえるのが壁面収納です。設置したい場所のサイズに合った突っ張り棒2本と結束バンド、ワイヤーネットで作れます。
ワイヤーネットの左右に突っ張り棒を置き、結束バンドで固定する際、突っ張り棒のつなぎ目にするとずれ難くなります。
ずれを防ぐ方法は、1カ所に着き2本の結束バンドでバツ印に結束する方法と、1本の長い結束バンドでたすき掛けし、バツ印に結束する方法があります。
突っ張り棒とワイヤーネットをつなげた後は、設置したい箇所の高さに突っ張り棒の長さを調節して合わせ、しっかりと固定しましょう。
③収納棚
突っ張り棒とすのこ、結束バンドがあれば、収納棚も作ることが可能です。
キッチンの収納やカラーボックスなど、高さがある収納棚では、上部に空きスペースができることがあります。すのこの左右に突っ張り棒を結束バンドでつなげ、空いているスペースに固定すれば簡単に棚を1段増やすことが可能です。
また、突っ張り棒4本の背面と上下にすのこを箱のようにして結束バンドで取り付ければ、ボックス型の収納棚が作成できます。
まとめ
結束バンドは特別な工具がなくても手で締められ、誰にでも簡単に使用可能です。ちょっとした収納スペースが欲しいと思った際に簡単につくることができるので、実践してみてください。