細い結束バンドの特徴とは?活用例やメリットについて解説
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
「すごく細い結束バンドが欲しい」
「細いだけじゃなくて丈夫さも備えた結束バンドは無いのか」
皆様の中には、このように考えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、細い結束バンドの種類やメリット、活用例などについて解説いたします。
細い結束バンドを購入しようか検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
細い結束バンドのサイズや種類
結束バンドは、細いもので2mm以下のものもあります。
また、材質や絞ったときの直径なども多種多様です。そこでまずは、結束バンドの種類とサイズ、サイズ表の見方を紹介していきます。
結束バンドの種類一覧
結束バンドは、ステンレスのような金属製のものからシリコンのような柔らかいものまで、素材によって非常に多種多様な種類があります。
そんな多種多様な結束バンドのうち、いくつかを素材別にご紹介しましょう。
・ナイロン樹脂
ナイロン樹脂の特徴は、柔軟性の高さと丈夫さです。
また、ナイロン製は比較的耐候性や耐油性も高く安価であるため、一般的な結束バンドとしてよく使用されています。
・ステンレス
なかには金属でできた結束バンドもあります。ステンレス素材は強度が高いため、細くて頑丈な結束バンドを探している方にも向いています。
・ポリプロピレン
ポリプロピレンは丈夫で耐熱性があるのが特徴です。さらに酸やアルカリなどの化学物質にも強いため、医療分野で頻繁に利用されています。
・フッ素
フッ素樹脂は、ポリプロピレンの特徴に加えて、耐寒性、耐候性、対放射線性が高いのが特徴です。ポリプロピレン同様、医療分野で頻繁に利用されています。
・シリコン、エストラマー
ゴム製結束バンドは簡易的な固定に向いています。
またソフトな素材のため、固定物を傷つけにくく、繰り返し使用できるのが特徴です。
細い結束バンドもある?サイズの見方を紹介
結束バンドの中には、パッケージにバンドの長さや幅、最大結束径、最少結束径などが表示されているものもあります。
長さや幅は「mm(ミリメートル)」で表示されているためわかりやすいかもしれませんが、一方で最大結束径と最小結束径は「mm」表示と「φファイ」表示に分かれています。
「φ」は直径を表しており、1φ=1mmの意味です。
また細い結束バンドのなかには、2mm弱というサイズのものもあります。
細い結束バンドの特徴と活用例を紹介
細い結束バンドの特徴を活かした活用方法をご紹介します。DIYや園芸などの参考にしてみてください。
細い結束バンドの特徴
細い結束バンドは太めの結束バンドとは違い、柔軟性に優れているため、柔軟性を生かした細かい箇所を結束するのに最適です。
一方で、耐久性は太い結束バンドに劣ります。
用途にあった素材の結束バンドを選ぶことも重要ですが、耐久性が必要な場合は無理に細い結束バンドで代用したりしないようにしましょう。
細い結束バンドの活用例
細い結束バンドを活用できる場面は数多くあります。
以下に活用例を4つ挙げています。参考にしてみてください。
- ・活用例① コードや配線などの整理整頓
- ・活用例② 簡易的なロック
- ・活用例③ 茎やツルなどの固定
- ・活用例④ 物を吊るす
細い結束バンドのメリット・デメリット
細い結束バンドには、太い結束バンドとは異なる特徴があります。ここでは、細い結束バンドのメリットとデメリットをご紹介します。
細い結束バンドのメリット
細い結束バンドには、以下のようなメリットがあります。
- ・小回りが利く
- ・切断しやすい
- ・結束しても目立ちにくい
細い結束バンドは柔軟性に優れているため、小回りが利きやすいのが特徴です。
細かいところやちょっとした隙間を通すのにも適しており、狭い場所での結束をスムーズに行えるのは、太い結束バンドにはない大きなメリットと言えるでしょう。
バンド幅が細いので切断しやすく、失敗しても簡単に取り外せるのも魅力です。
また細い分、通常サイズの結束バンドよりも目立ちにくいという面もあるため、結束によって外観を損ねる心配も少ないでしょう。
細い結束バンドのデメリット
細い結束バンドのデメリットは以下のとおりです。
- ・結束強度に不安がある
- ・大きなものの結束には不向き
細い結束バンドは太い結束バンドと比べ、耐久力に不安が残ります。
しっかり固定しないと危険な物や大きなものの結束には、太めの結束バンドを使用するのが良いでしょう。
細い結束バンドを選ぶときのポイントと注意点
細い結束バンドを選ぶときのポイント
細い結束バンドを選ぶときのポイントは以下のとおりです。
・長さ
長さは用途に合わせて選びましょう。
長ければ切って短くもできますが、取り扱いが難しくなります。
反対に、ぴったりの長さだと思っても、実際に使ってみると長さが足りないということもあるでしょう。
そのため、想定の長さよりも3cmほど長い結束バンドを購入すると良いかもしれません。
・結束径
結束径は、結束したときのループの直径です。結束したいものの長さに合わせて購入すると、結束径が合わないこともあります。
こちらも、想定している結束径に余裕持たせて購入しましょう。
・用途に沿った素材
素材によって強みと弱みがあります。
ナイロン製結束バンドが一般的ですが、熱に弱いなどの特徴があるため、自分が使用する場面を想定して購入しましょう。
・色
結束バンドの色は、仕分けに便利な反面、外観を損ねる要因にもなります。気になる場合は、結束する箇所の雰囲気に合わせて選択しましょう。
細い結束バンドを選ぶときの注意点
細い結束バンドを選ぶときは、それが本当に使用目的に適した結束バンドなのかきちんと確認するようにしましょう。
ステンレス製など頑丈なものでもない限り、細い結束バンドでは大きなものや重量物を固定したり支えたりするのは非常に困難です。
また結束バンドの中には非常に細いものもあるため、いざ使用した際に想像していたよりも細すぎるというようなことがないよう、必要な結束バンドの細さを事前にきちんと把握してから選ぶようにすると良いでしょう。
まとめ
細い結束バンドは、物をまとめるだけではなく、仕分けや強度の増強、園芸など多種多様な場面で活躍します。
日常のささやかな所から重要な所まで、さまざまな場面で役立ってくれるため、結束バンドは常備しておいて損はないでしょう。