LANケーブルのUSB変換アダプターとは?USB変換アダプターの選び方やメリットについて解説
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
LANケーブルを使用する際には、パソコンに接続する必要がありますが、パソコンの中にはLANポートがない場合もあります。
そういった場合は、LANケーブルのUSB変換アダプターが必要です。
USB変換アダプターは種類や性能によって、接続速度や安定性が異なります。
この記事では、LANケーブルのUSB変換アダプターの選び方やメリットについて解説いたします。
目次
LANケーブルのUSB変換アダプターとは
USB変換アダプターは、LANケーブルをパソコンのUSBポートに接続して、インターネットに接続するためのアダプターです。
種類や性能によってタイプが異なるので、それぞれのUSB変換アダプターの特徴や性能について解説します。
USBタイプA
USBタイプAは、パソコンや周辺機器で最も一般的に使用されているUSB端子の一種です。
この端子は、大きさや形状が決まっており、挿入口が一方向に限定されています。
多くのパソコンやゲーム機にはUSBタイプAのポートがあるため、従来の幅広いパソコンやゲーム機などに接続したい方は、USBタイプAの変換アダプターがおすすめです。
USBタイプC
USBタイプCは、最新のUSB規格の一つです。高速通信に対応しており、パソコンやスマートフォンなど、様々な機器に使用されています。
USBタイプAのポートがなく、USBタイプCのポートのみとなっている機器に接続したいという方はUSBタイプCの変換アダプターを選ぶようにしましょう。
Lightning
LightningはAppleが開発した独自のコネクタ規格であり、iPhoneやiPadなどのApple製品に採用されています。
そのためiPhoneやiPadといったiosデバイスにLANケーブルを接続したい際には、Lightning端子用の変換アダプターを使用しましょう。
microUSB
microUSBは、スマートフォンやタブレットなどのモバイル機器に採用されているUSB規格の一つです。
新型スマホの多くはUSBタイプC搭載モデルとなっていますが、中にはmicroUSBに対応したスマホなどもあるため、自分が接続したい機器のUSBポートが何に対応しているのかをきちんと確認してから変換アダプターを選ぶようにしましょう。
USB変換アダプターの選び方
LANケーブルのUSB変換アダプターを選ぶ際には、いくつかの要素を考慮する必要があります。
最も重要なのは、パソコンやデバイスのUSBポートの形状に合わせたアダプターを選ぶことでしょう。
なぜならどれほど優れた変換アダプターでもUSBポートの形状が合っていなければそもそも使用することができないからです。
ほかにも、必要な機能を備えているかどうかや、アダプターの用途や利用シーンに合わせて選ぶということも重要です。
接続先の形状で選ぶ
LANケーブルのUSB変換アダプターを選ぶ際には、接続先のデバイスに対応するため、正しい形状のアダプターを選ぶ必要があります。
USBタイプAやUSBタイプCなど、接続先の形状を確認し、それに合ったアダプターを選びましょう。
接続先の形状を確認しないまま変換アダプターを購入してしまうと、購入した後になって使えないことに気づくということになりかねないため、注意しましょう。
通信速度で選ぶ
LANケーブルのUSB変換アダプターを選ぶ際には、通信速度で選ぶことが重要です。
USB 2.0とUSB 3.0は通信速度に違いがあり、USB 3.0の方が高速なデータ転送が可能となっています。
そのため大容量ファイルの送受信やストリーミングなど、高速な通信が必要な場合はUSB 3.0対応のアダプターを選ぶのがおすすめです。
ただし、USB 3.0の高速通信を使用するためにはパソコンやデバイスもUSB 3.0に対応している必要があるため、どんな接続先でも高速通信が可能なわけではないということに注意しましょう。
機能性で選ぶ
LANケーブルのUSB変換アダプターを選ぶ際には、機能性で選ぶことも重要です。アダプターにはさまざまな機能がありますので、自分のニーズに合ったものを選びましょう。
イーサネットポート搭載アダプターは、有線LAN接続を利用できるため、高速で安定したネットワーク接続が可能です。
また、複数のUSBポートを備えたアダプターは、複数のデバイスを同時に接続できる便利さがあります。
このように、アダプターの機能性によって使い方も大きく変わってくることになるため、アダプターの機能性で選ぶのもおすすめです。
利用方法で選ぶ
LANケーブルのUSB変換アダプターを選ぶ際には、利用方法で選ぶことも重要です。
これは、アダプターを使用する目的によってそれに適したアダプターが異なってくるからです。
移動中や外出先での利用を考える場合は、コンパクトで持ち運びしやすいアダプターが適しています。
また、ネットワーク環境の拡張を目的とする場合は、複数のポートを持つアダプターが便利です。アダプターの利用シーンや要件を明確にし、適したアダプターを選びましょう。
USB変換アダプターのメリット・デメリット
USB変換アダプターのメリットは、まずその拡張性と柔軟性にあります。
USB変換アダプターを使えばインターネット接続ができるデバイスにUSBポートを追加することができるのです。
これにより、LANポートのないデバイスでも有線ネットワーク接続を利用できるようになります。さらに、LANケーブルを使っての高速データ転送も可能となります。
デメリットとしては、一部の機能が制限される可能性や、信号の劣化が起こる場合があることです。
また、適切なアダプターを選ばないと互換性の問題が生じることもあるため、USB変換アダプターを購入・使用する際は、きちんと接続先のUSBの形状を確認しておかなければなりません。
USB変換アダプターのメリット
USB変換アダプターを使用すると、本来LANポートのないデバイスでも有線ネットワーク接続を利用することができるようになります。
通常は無線通信しか使えないスマホなどのデバイスでも有線通信が可能となるため、そういったデバイスの高速通信を求めている方には大きなメリットと言えるでしょう。
また、LANケーブルのUSB変換アダプターを使用することで高速なデータ転送も可能となるうえに、様々なデバイスや周辺機器をLANに接続することができるようになり、ネットワークの利便性が高まります。
LANポートがないパソコンのLANケーブル利用に関してはこちら
USB変換アダプターのデメリット
デメリットとしては、一部機能が制限される可能性があることです。アダプターを介して接続することで、本来の速度や機能を活かしきれない場合があります。
また信号が劣化したり、接続が不安定になったりすることもあるため、安定した接続のためにはデバイスに合わせた信頼性の高いアダプターを選ぶようにしましょう。
まとめ
今回の記事ではLANケーブルのUSB変換アダプターについて解説しました。LANケーブルのUSB変換アダプターは種類や性能によって、接続速度や安定性が異なります。
また、パソコンやデバイスのUSBポートの形状に合わせたアダプターを選択する必要があります。
それぞれの特徴があるため、使用目的に合わせて適切なLANケーブルのUSB変換アダプターを選択するようにしましょう。