中小企業が抱えるデータ管理の課題はデータセンターの利用で解決！データセンターとは何かについても解説
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報＝豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
中小企業のデータ管理には、データセンターの利用がおすすめです。しかし、データセンターの利用を検討する上で、自社の課題が解決できるのか気になる方もいるでしょう。
本記事では、中小企業のデータ管理にデータセンターがおすすめの理由を解説します。
目次
そもそもデータセンターとは？
はじめに、データセンターについて基礎知識を押さえましょう。
データセンターとは？
データセンターとは、企業のサーバーやIT機器の設置場所を提供する施設のことです。IT機器を収納するためのラックや電源、冷却システムが備わっており、サーバーを稼働させるために必要な環境が整っています。
データセンターとクラウドの違い
データセンターとクラウドの違いは、サービスの目的とサーバー環境です。
サーバーの設置場所を「物理的に提供」するデータセンターに対し、クラウドはインターネット上で利用できる「仮想のサーバーを提供」します。また、ホスティングを除くデータサービスでは、サーバーやIT機器の管理・運用を自社で行いますが、クラウドの場合は管理の必要がありません。
中小企業が抱えるデータ管理に関する課題
限られたリソースでITを運用する中小企業では、データ管理においてさまざまな課題が発生しています。
データのサイロ化が発生しやすい
中小企業では、部署やシステムごとにデータを蓄積するケースが多いため、データに互換性がなく、サイロ化が起きやすい問題があります。データやシステムが孤立することで、スムーズに情報を共有できなくなり、場合によっては生産性が低下する可能性もあるでしょう。
データを統合するのが難しい
データのサイロ化が起きると、データを統合することが難しくなります。部署ごとに異なるシステムやフォーマットでデータを作成している場合、データの統合は一層困難を極めるでしょう。
また、統合システムの導入には、ハードウェアやネットワークの整備、セキュリティ強化を行うために高額なコストがかかり、すべての中小企業での実現は困難であるのが現状です。
IT人材の不足が深刻化している
現代はIT人材の不足が深刻化しており、特に中小企業にIT人材が足りていない状態です。また、中小企業では限られた人員でIT関連業務を行う必要があり、情報システム担当者に負担が集中しやすい傾向にあります。担当者に負担が集中した結果、データ管理やセキュリティ対策が不十分となり、情報漏洩やマルウェア感染などの問題を引き起こすことにもなりかねません。
データの連携ができない
中小企業では、各システムで管理者や開発時期が異なるケースも多く、システム間でデータ連携ができないことが懸念されます。データを連携できたとしても、活用できるまでに時間がかかることもあり、情報の一元管理は容易ではありません。
中小企業がデータセンターを利用するメリット
中小企業がデータセンターを利用するメリットは以下の5つです。
データ統合が簡単に行える
中小企業でデータセンターを利用すれば、データ統合が簡単に行えるようになります。データ統合に特化したインフラやツールが整っているため、異なるシステムやフォーマットのデータもスムーズに統合できるでしょう。
データを集約できる
データセンターならば、サーバーやストレージを集約設置できるため、異なる部署やシステムのデータをまとめて管理できます。情報の一元管理が可能になることにより、データのサイロ化を回避できるでしょう。
データ品質と整合性を向上させられる
データの品質と整合性を高められることも、データセンターのメリットです。ホスティング型のデータセンターには、専門技術者が24時間365日常駐し、サーバーの運用・監視を行なっています。データの入力やバックアップもITのプロに任せられるため、ヒューマンエラーが起きにくく、高品質かつ正確なデータ処理が可能です。
セキュリティ対策を強化できる
データセンターは、中小企業におけるセキュリティ対策の強化にも効果的です。多くのデータセンターでは、堅牢なセキュリティ対策がとられており、ネットワークはもちろん入館者の多要素認証や事前申請制など、物理的な部分にも防犯対策が行き届いています。自社よりも強固なセキュリティを確保でき、大切なデータを守れます。
ITリテラシー不足を補完できる
サーバーやIT機器の管理にデータセンターを利用すれば、自社のITリテラシーの不足を補完できます。ホスティング型のデータセンターならば、プロの技術者がサーバーを管理・運用してくれるため、ITリテラシーが低い企業でも高品質なIT環境を確保できるでしょう。
まとめ
データ管理にデータセンターを利用すれば、自社のデータを効率的に管理できます。IT人材不足やデータのサイロ化などの問題も解消できることで、企業全体の生産性向上も期待できるでしょう。
ぜひこの機会に、自社のデータ管理にデータセンターの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
