LANポートがないパソコンでLANケーブルを利用するには?
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
現在、多くのインターネットデバイスが無線接続に対応しています。中には、有線LANポートを排したデバイスも少なくありません。一方で、有線接続しなければならないケースもたびたび訪れます。こちらでは、LANポートがないパソコンにLANケーブルを接続する方法についてご案内します。
無線ではなく有線LANが要求される環境とは
無線LANが普及した現在でも、有線接続が必要とされるシーンはたびたび訪れます。代表的なケースを以下にご紹介しましょう。
相対的に低コスト
無線通信の品質は向上していますが、いまだに通信速度・安定性については有線LANのほうが高く評価されています。通信速度や安定した通信がシビアに求められる状況では、有線接続するのが一般的です。
セキュリティ上の問題
無線通信は常にセキュリティの問題と隣り合わせです。暗号化などさまざまなセキュリティ対策が実施されていますが、ビジネスなど情報漏えいを避けなければならないシーンでは、有線LANが中心的に使用されています。
無線LANが提供されていない
施設によっては、そもそも有線LANしか提供されていないケースがあります。ホテルに宿泊した際などに有線LANしかなければ、LANポートがないパソコンではインターネット接続する方法がありません。
USBのLANアダプタを使用する
LANポートがないパソコンでも、USBポートがあれば有線接続することは可能です。USBポートを疑似的にLANポートへと変換するアダプタが販売されています。1,000~2,000円程度で購入できますので、LANポートがないノートパソコンなどを使っている方は買っておくと安心です。
USBの規格に注意
上述したようにUSBの変換アダプタを用いればLANポートがないパソコンでも有線LANを利用できますが、USBの規格には注意が必要です。一口にUSBといっても、現在は多様な規格が存在しています。規格が違うアダプタを購入すると、利用できない可能性があるのです。
USBポートとコネクタの形状が違う場合は、そもそも物理的に接続ができません。パソコンに搭載されているUSBポートは、「USB2.0 Type A」「USB3.0/3.1 Type B」がスタンダードです。どちらも横に長い長方形のため、購入前に確認してください。
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ノートパソコンをはじめ、LANポートがないデバイスは増加しています。一方で、ご紹介したような理由から有線接続しなければならないケースが訪れる可能性は否定できません。そうした事態に備え、USB接続の変換アダプタを用意しておいてはいかがでしょうか。