モジュラーケーブルとLANケーブルの違いは電話を使えるかどうか
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
形の似ているモジュラーケーブルとLANケーブルの違いは、電話を使えるかどうかです。電話線であるモジュラーケーブルであれば家庭電話やビジネスフォンをつないで電話できますが、LANケーブルの場合はパソコンやプリンター等をネットワークでつなぐためのものなので、直接電話することができません。
今回は、モジュラーケーブルとLANケーブルの違いや、モジュラーケーブルの選び方についてご紹介します。
モジュラーケーブルとはいわゆる電話線のこと
モジュラーケーブルとは、いわゆる電話線です。端子には最大6本の芯線を接続でき、6極2芯、6極4芯、6極6芯の3種類が利用されています。一般的には、端子数が少なくモデムやテレビの配線に使われている6極2芯と、ビジネスフォンや電話に使用されている6極4芯が多いです。6極6芯タイプはFAXなど一部の機器にしか対応していないため、使用される機会はあまり多くありません。
ADSL回線などを使っている場合、壁に設置したモジュラージャックとインターネット回線を接続するためにモジュラーケーブルを利用する場合もあります。
モジュラーケーブルとLANケーブルの違いは電話ができるかどうか
LANケーブルはパソコンやプリンター等を同じネットワークにつないで利用するための製品なので、電話線としては利用できません。LANケーブルは6極ではなく8極の端子であるため、コネクタ部分をのぞきこんで、金属製の極が6本ならモジュラーケーブル、8本ならLANケーブルと見分けることもできます。
また、一般的にはモジュラーケーブルよりもLANケーブルのほうが商品のラインアップが多いのが特徴です。頑丈な極太タイプやコードが絡まりづらいフラットタイプ、場所を取らない極細タイプなど様々な種類があります。役割としては、ADSL回線等の場合モデムから先の末端に近い部分、パソコンやプリンター等を相互につなげるために使います。LANケーブルでつながっている機器同士は、LANケーブルを通じてデータをやり取り可能なのです。
モジュラーケーブル選びに困ったら6極4芯タイプがおすすめ
モジュラーケーブル選びに困った場合は、6極4芯タイプを購入すると良いでしょう。なぜなら、モジュラーケーブルには互換性があり、6極2芯タイプが必要な場面でも6極4芯タイプのモジュラーケーブルを利用できるからです。
モジュラーケーブルの種類がわからない場合、6極4芯タイプをおすすめします。
***
モジュラーケーブルは電話線を構成するケーブルの一種です。モデムと接続してネット回線につなげたり、電話やビジネスフォン、FAXをつなげたりすることもできます。互換性があり、6極4芯タイプならたいていの製品に流用できるため、ケーブル選びに困ったら6極4芯タイプをお選びください。