結束⼯具の重要性
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
結束箇所が多い場合、⼿作業での結束は作業者にとって⼤きな負担となります。全自動結束⼯具を導⼊し、負担を軽減してはいかがでしょうか。こちらでは⼿作業で結束作業を⾏った場合のリスクと、全自動結束⼯具の重要性についてお伝えします。
作業効率の向上
結束作業に専⽤の⼯具を⽤いる最たるメリットは、「作業効率の向上」です。⼤規模な結束作業になるほど、⼿作業では時間がかかります。通常の業務と兼任しながら結束作業を⾏う必要がある場合、作業者にとって⼤きな時間的負担になってしまうでしょう。結束⼯具を⽤いれば、結束にかかる作業時間が⼤幅に短縮されます。作業者の時間的リソースを圧迫することはありません。作業⼈員を削減することも可能です。
作業者のケガ防⽌
⼿動⼯具を使⽤しての結束作業は、作業者の⼿に少なからずダメージを与えます。作業を繰り返し⾏う⼤規模な結束では、疲労により⼿⾸を痛めてしまう作業者も少なくありません。代表的なケガが、⼿⾸の腱鞘炎です。また、バンドを無理に切断した場合は、荒い切り⼝による⼿の傷も多発します。
全自動結束⼯具は⼿動⼯具とは異なり、作業者の⼒を要しません。⼿の⼒を消費することなく、繰り返し結束ができます。⼤量の結束でも、作業者の⼿⾸に負担をかけるこ
とはありません。バンドの切り⼝も滑らかに仕上がるため、⾮常に安全です。
締め付け強度の均一化
締付強度設定機能がない⼿動⼯具を使⽤して結束作業を⾏った場合、結束の強度は作業者の⼿の⼒に依存します。複数の作業者が結束作業を担当するケースでは、作業者の⼒の違いがそのまま締め付け強度のバラつきに直結します。また、⼿の疲労も締め付け強度に影響を与える要素です。
過度な締め付けはケーブルの被覆にダメージを与える可能性があります。弱すぎる結束では、時間経過とともにほどけてしまうことも考えられます。締め付け強度のバラつきは、結束作業において避けなければならない問題のひとつです。
多くの手動結束⼯具、全自動結束工具には締め付け強度を設定する機能が搭載されています。複数の作業者が結束作業を⾏っても、求められる⼀定の結束強度を維持することが可能です。作業者の疲労度によって結束強度が変わることがなく、信頼感のある結束が実現できます。
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⼿作業、または⼿動⼯具のみでも結束作業⾃体は可能です。しかし、⼤量に結束を⾏う場合は、⼯数や作業者の⼿⾸の負担などさまざまな問題が⽣じ得ます。全自動結束⼯具はそうした問題の解決策となるでしょう。⼤規模な結束を⾏う場合は、全自動結束⼯具の導⼊をご検討ください。