デリケートな通信ケーブルの結束に活⽤できるテープ型バンド
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
ケーブルの結束は、必ずしも強ければいいというわけではありません。締め付けすぎによりケーブルの性能や寿命が低下してしまうケースもあります。ネットワーク環境で使⽤される通信ケーブルはその代表例です。こちらでは、結束バンドの締め付けすぎにより考えられる通信ケーブルへの悪影響と、通信ケーブルの結束に適しているバンドのタイプについてお伝えします。
締め付けすぎは通信ケーブルの性能を損ねる?
ケーブル類をまとめ、配線環境を整理するために役⽴つ結束バンド。⻑期間の結束を維持するためには、強固な締め付けが求められます。⼀⽅で、結束するケーブルによっては締め付けに配慮が必要です。
データセンター、サーバールームといった環境で使⽤される通信ケーブルは⽪膜にデリケートな素材が使⽤されているため、結束に注意が必要だと考えられています。締め付けが強すぎるとケーブル⾃体の耐⽤年数が下がってしまうほか、通信品質が低下してしまうケースがあるようです。
光ファイバーケーブルなど⾼品質なケーブルを使⽤したとしても、締め付けすぎると本来のパフォーマンスは期待できません。⼀般家庭のネットワーク環境であればさほどの問題にならない劣化も、上述したような専⾨的なネットワーク環境ではオペレーション効率の著しい低下につながる可能性があります。通信ケーブルを結束する際は、しっかりとケーブルをホールドしながらも⽪膜にダメージを与えない結束バンドが求められます。
通信ケーブルの結束に最適なテープタイプのバンド
ネットワーク環境での結束には、通信ケーブルのデリケートさと通信品質低下の問題に配慮したバンドが必要です。
伸縮性のある素材「エストラマー」を使⽤した幅広の結束バンドは、通信ケーブルを締め付けすぎることがなく、上述したようなネットワーク環境での結束に適しています。内側は滑りにくい処理が施されているため、ケーブルの横ずれも防⽌可能です。
布状の柔らかい素材を使⽤したタックタイも、通信ケーブルの結束に最適です。取り外しも容易なことから、移設や増設が多いネットワーク環境でも数多く使⽤されています。
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使⽤ケーブルのパフォーマンスを最⼤限引き出すためにも、結束バンドの素材や締め付け強度に注⽬してください。弊社では、通信ケーブルの結束とマッチングの良いエストラマー製・結束バンド、タックタイを提供しております。ネットワーク環境での結束バンドとしてご活⽤ください。