コルゲートチューブの正しい使い方を徹底解説
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
コルゲートチューブは耐熱性や対候性、耐鼠性に優れており、ケーブルの破損や劣化を防止する重要な役割を果たしています。そのため活躍の場も車や家、工事現場などとても広く、使い勝手がよい製品なのです。ただ、コルゲートチューブも正しい使い方を心得ておかないと、本来の効果を発揮できない可能性があります。
今回はコルゲートチューブの正しい使い方を解説します。
コルゲートチューブの使い方
コルゲートチューブは正しく使ってこそ、本来の効果を発揮するものです。
まずは、本来の効果を発揮できるように以下に示した正しい使い方を覚えましょう。
1. コルゲートチューブを使う前に、必ずチューブの破損がないかを確認する
2. スリットがない場合は、コルゲートチューブの端からケーブルを挿し込み進めていき、
スリットがある場合はスリットの口を開けてそこから挿し込む
3. スリットの口から挿し込んだあと、ケーブルがスリットからはみ出ていないか必ず確認する
4. 入れるケーブルの太さと本数を把握し、用途に合った太さのコルゲートチューブを使用する
コルゲートチューブとそのほかのチューブの違いとは?
コルゲートチューブと同じような性質を持ったスパイラルチューブというものがあります。こちらも耐熱性や対候性、耐薬性などを兼ねそなえており優秀です。コルゲートチューブとスパイラルチューブの大きな違いは、使い方とメリットにあります。コルゲートチューブは、ケーブルをチューブの中に挿し込んで使いますが、スパイラルチューブはケーブルを束ねたものに巻き付けて使います。
また、保護の仕方も巻き付いているだけなので、コルゲートチューブよりも内部のケーブルが見やすい、破損や劣化の有無を確認しやすいというメリットがあります。コルゲートチューブにスパイラルチューブを併用すると、安全性が増しておすすめです。
コルゲートチューブの選び方
コルゲートチューブは太さや長さ、色、素材などが豊富です。そのため選び方もさまざまで楽しいのですが、1つだけ注意する点があります。コルゲートチューブは太さによって入れられるケーブルの本数が変わりますが、細いチューブに限界を超えるほどケーブルを挿し込んでしまうと、ケーブル同士の摩擦で内部破損が起きてしまう可能性があります。なるべく余裕のある太さを選びましょう。
会社によっては色でおしゃれを演出したり、鼠が嫌がる味やにおいがする素材のコルゲートチューブを選んだりと、さまざまな工夫を凝らしています。最も重要で劣化すると危険なケーブルには、赤のコルゲートチューブを使用しているところもあります。
スパイラルチューブを巻いたうえでコルゲートチューブに挿し込み、2重の安全性能を施している会社もあるので、より安全にケーブルを守りたいと考えている人にはおすすめです。
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コルゲートチューブを選ぶなら、パンドウイットが販売しているスリット入りのコルゲートチューブがおすすめです。仕事用から室内で使えるものまで種類が豊富なため、使う場所や用途に最適なコルゲートチューブを選択できます。耐熱性や対候性にも自信をもっており、ほかのスパイラルチューブなどと組み合わせれば効果抜群といえるでしょう。