結束バンドをより便利にする工具とその使い方
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
結束バンドは工具が必要なく、物をまとめることが出来る便利なアイテムです。しかし、工具を使う事で、より便利になることがあります。
そこで今回は、結束バンドに使える工具の種類や使い方を解説します。
結束バンドをより便利に使うために
結束バンドは、工具を使わなくてもケーブルなどをまとめたり固定したりできます。簡単に使用できるため、日常的に利用している方は多いでしょう。
さらに工具を使うことで、結束バンドをもっと便利に活用できるようになる可能性があります。
ここからは、場面ごとに使うべき工具の種類を解説します。
結束バンドをきつく締めたいときに使う工具
ケーブルなどをしっかりとまとめる時に、結束バンドをきつく締めたいでしょう。DIYをする場合は、壁に直接ケーブルを取り付けるケースもあります。この時に締めが甘いと、ぐらついたり取れたりして困ります。
そこで、工具を使って結束バンドの締め付けを強化しましょう。ただし、ケーブル類をきつく締めすぎると、ケーブルが破れたりちぎれたりする恐れがあります。そのため、締め加減には気をつけながら使用してください。
結束工具
結束バンドの締め付けをきつくしたい時に便利なのが、専用の結束工具です。トリガーが付いており、引くだけで結束バンドを締め付けられます。強度はダイヤルで変えられるので、必要に応じて調整しましょう。
また、結束工具で結束バンドを切断することも可能です。1つあれば、DIYのシーンでとても役立つでしょう。
なお、締め付ける際に結束バンドで指を挟まないように、使用する時は手袋を着用してください。
ステンレスバンド専用結束工具
先ほどの結束工具はナイロン製の結束バンドに使用できる工具ですが、中にはステンレス製の結束バンドを使いたい方もいるでしょう。そんな方には、ステンレスバンド専用の結束工具をおすすめします。
通常の結束工具と同じくトリガーが付いており、引くことで結束バンドの締め付けができます。トリガーを引き続けると、余分な部分の切断もできます。
ダイヤルも付いているため、締め付け力の調整も可能です。
なお、こちらも安全のために手袋を着用して使用してください。
結束バンドを締めた後に使う工具
結束バンドを締める時だけでなく、締めた後にも使える工具があります。結束バンドで締めた部分の見栄えが良くなるので、目立つ場所に結束バンドを使っている方には特におすすめです。
ニッパー
結束バンドでケーブルなどを締めた後に、バンド部分がはみ出ることがほとんどでしょう。しっかりと締めようとすると、どうしても余ってしまいます。
しかしそのままの状態では、はみ出た部分が目立って見栄えが悪くなります。
そこで、ニッパーを使ってカットするのがおすすめです。ニッパーというのは、鉄線や銅線などをカットできる工具です。飛び出した部分を切りそろえることを得意としている工具なので、結束バンドのカットにもぴったりです。
結束バンドを外したいときに使う工具
一般的な結束バンドはそれほど高価なものではなく、まとめ買いができます。そのため、取り外す時はニッパーでカットして、使い捨て利用している方が多いでしょう。
しかし、中には特殊な素材でできた結束バンドもあります。ナイロン製のものよりも高価なので、できるだけカットせずに再利用したいケースも考えられます。
そんな時は結束バンドを切らずに、外すことのできる工具を使用しましょう。
取り外し工具
結束バンドを再利用するための、取り外し工具が販売されています。毛抜きのような形状で先端にくぼみがあり、隙間をはさむことで結束バンドを抜くことができ、外すことが可能です。
特に、配線作業に失敗した時に活躍するでしょう。対応しているのは一般標準型バンドです、特殊なバンドには使えないことがあるため、あらかじめ対応メーカーなどを確認してから使用してください。
また、あまりにもきつく締められている結束バンドにも使用できないので、注意しましょう。
マイナスドライバー
結束バンドを取り外したいと思ったタイミングで、取り外し工具が手元にないことも考えられます。万が一、結束バンドを切らずに、すぐに外さなければいけないシーンもある場合には、マイナスドライバーの使用をおすすめします。先が細くて薄いマイナスドライバーであれば、外せるかもしれません。結束バンドのツメにマイナスドライバーを差し込むことで、ロックを解除できる可能性があります。
ツメとドライバーが噛み合わなければ解除できないため、ぴったりなサイズのドライバーを使用してください。
まとめ
結束バンドの取り付けや取り外しを素手で作業するよりも、工具を使用したほうが手を切ってしまう心配が少なくなるでしょう。なお、工具を使う時は安全に配慮しながら行ってください。手袋を着用して、怪我をしないように注意しましょう。