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世界のデータセンターと日本のデータセンターを比較!設置するなら日本と海外のどっちがいい?

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

世界のデータセンターと日本のデータセンターには、さまざまな違いがあります。そこで今回は、世界と日本のデータセンターを紹介します。海外と日本の特徴を比較しながら、データセンターの設置場所を検討してみましょう。

 

世界的にデータセンターが集積している場所とは?

まずは、世界的にデータセンターが集積している場所を紹介します。

世界最大のデータセンター集積地

アメリカのバージニア州は、世界最大のデータセンター集積地として有名です。データセンターの集積場所は海外の各地に存在しますが、以下の理由でアメリカのバージニア州にデータセンターが集まっていると言われています。

  • ・電気料金が安い
  • ・データセンターの運営に再生水を活用している
  • ・データセンター減税を推進している

日本最大のデータセンター集積地

日本最大のデータセンター集積地は、東京の「アット東京中央センター」です。アット東京中央センターは複数のデータセンターで構成され、クラウドプロバイダーや国内外の金融・証券企業に利用されています。強固な地盤に建設されており、万全のセキュリティで信頼性が高い点もメリットです。

 

データセンターを設置するなら海外と日本のどちらがいい?

ここからは、海外と日本のデータセンターの違いを解説します。

費用の違い

データセンターの費用は日本よりも海外の方が抑えやすい傾向にあります。特にアジア圏では人件費や電力・機器にかかるコストが低く、税制優遇に優れている点が特徴です。また、寒冷な地域では機器を冷却する際に電力をほとんど消費しないメリットがあります。

一方の日本では土地代が高く、耐震工事などの費用を必要とする場合があるため、コストが高くなりやすいと考えられます。

自然災害の発生リスク

データセンターは、自然災害の影響を受けにくい場所に設置することで、データ消失のリスクを抑えられます。

日本は、海外よりも地震や土砂災害、豪雨などの局地的な自然災害が発生しやすく、データセンターが自然災害による被害を受けると、重要なデータが消失する恐れもあります。そのため、日本のデータセンターは安全性の強化に努めなければならず、海外よりも自然災害の対策コストが高くなりやすいです。

それに対して海外では、自然災害の発生リスクが少ない地域のデータセンターを選ぶことで、自然災害による影響を最小限に抑えられます。ただし、海外にも自然災害の影響を受ける可能性のある場所は多く存在するので、事前に地域情報を確認しておくことが大切です。

治安の違い

海外のデータセンターは、治安の悪い場所を避けて設置しなければなりません。特に、地域紛争やテロが予想される地域はデータセンターの利用に不向きで、人的災害の影響を受ける恐れもあります。

一方の日本は世界でもトップクラスの治安の良さを誇り、安心してデータセンターを活用できると言えるでしょう。治安の良さを重視してデータセンターの設置場所を選ぶ場合は、国内の土地をぜひご検討ください。

セキュリティの違い

日本のデータセンターでは以下の対策を実施しており、セキュリティ面に優れています。

  • ・監視カメラを使用した24時間体制の有人監視
  • ・生体認証やICカードを使用した入退室管理
  • ・バックアップ用発電機の導入
  • ・火災予兆検知システムの設置
  • ・警備員の常駐

海外のデータセンターは、優れたセキュリティ対策を講じているケースもありますが、人件費や土地代が安い地域では、セキュリティ面に不安を感じるかも しれません。そのため、データセンターのセキュリティ面を重視するのであれば、どこまで安全性に配慮すべきか事前に考えておくことが大切です。

トラブルへの対応

海外のデータセンターは外国語でのコミュニケーションが必要なので、不十分なやり取りでトラブルが発生すると、対応に時間がかかる可能性があります。トラブルを解決するために飛行機での移動が必要なケースも多く、渡航費用や滞在費用がかかる可能性がある点にも注意が必要です。

対して日本は、当然日本語でのサポートが充実しており、万が一のトラブルにも対応しやすい傾向にあります。そのため、トラブルへの対応を重視するのであれば、日本のデータセンターを選ぶのがよいと言えるでしょう。

電力供給の違い

日本は電気・ガス・水道などのインフラ設備が整えられており、停電発生時も早急な対応が可能です。一方の海外はインフラ設備が不十分な地域も多く、安定した電力供給が可能なのは一部の先進諸国に限られています。また、海外のデータセンターを利用する場合は日本との電力供給量に差を感じる場合もあるので、電力供給に関する情報を事前に確認することが大切です。

 

まとめ

海外と日本のデータセンターでは、設置費用やセキュリティ面などに違いが見られます。自然災害の発生リスクは海外のデータセンターが低い傾向にありますが、コミュニケーションの取りやすさや電力供給の安定性を考えると、日本のデータセンターを選んだ方がよいと言えるでしょう。

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