LANケーブルの配線を壁に固定するアイデア4選
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
パソコンやゲーム機といったデバイスには、LANケーブルを必要とするシーンが多々あります。デバイスの数が増えるほど、必要なケーブルの本数も増えるでしょう。そんなとき、多くの方は増えたケーブルの配線に苦労します。
なかには、床に置いたまま使用している方がいるかもしれません。しかし、床に置くと足が引っかかって転倒する恐れがあります。衝撃に弱いLANケーブルを踏むと、断線して使えなくなるケースも考えられるでしょう。また、お子様がいるご家庭では、子供が誤って噛んでしまうことやおもちゃと勘違いして引っ張って遊んでしまう心配もあります。
その対処法としておすすめなのが、LANケーブルを壁に固定させる方法です。本記事では、LANケーブルを固定するおすすめの方法をご紹介します。
LANケーブルを壁に固定して配線をスッキリさせよう
パソコンやゲーム機などに使用するLANケーブルは、壁に固定することをおすすめします。浮かせて壁に固定すれば、床にケーブルが散乱することはありません。また、ケーブルを綺麗にまとめておくことで、複数のケーブルを使用している場合、どのケーブルが何の機器に使用しているかの区別もつきやすくなるでしょう。
なかには、「ケーブルを壁に固定することは難しそうだ」と感じる方もいるでしょう。「壁が傷つくのではないか」という懸念もあります。
しかし、アイテムを活用すれば意外と簡単に固定できます。なるべく壁を傷つけずに固定する方法もご紹介するため、ぜひ参考にしてください。
アイデア① モールで固定
メジャーな固定方法は、LANモールやケーブルモールと呼ばれるアイテムを使う方法です。モールの中に通すことで、綺麗にケーブルを隠すことができます。無地のシンプルな製品だけでなく、木目調といったデザイン性のある製品も販売されています。部屋の雰囲気やインテリアに合わせて選ぶと違和感なく活用できるでしょう。
取り付けや取り外しは難しくありません。ケーブルを壁の角に沿わせたい場合は、コーナー用パーツの活用をおすすめします。テープで固定すれば壁に穴を開ける必要もなく、賃貸住宅でも活用できるでしょう。ただし、すべてのモールを取り外す必要のある退去時には、手間がかかる可能性があります。
アイデア② ステップルで固定
ステップルと呼ばれる釘で固定することもできます。絶縁ステップルというアイテムを利用すると、すぐに抜けてしまうというリスクは回避できますが、交換しにくいため失敗したときのリスクも頭に入れておきましょう。
アイデア③ フック・クランプ(両面テープ)で固定
フックやクランプを、両面テープで壁に貼り付けるという方法もあります。両面テープを用いるため、壁に穴をあける必要はありません。手で押さえつけると固定できるため、誰でも簡単に作業できるでしょう。
透明なフックを選ぶと、壁に多数貼り付けてもそれほど目立ちません。ただし、経年劣化によって粘着力が弱まる可能性があります。ケーブルの重さによっては、支えきれずに落下するかもしれません。
アイデア④ 画鋲で固定
ダルマ画鋲という画鋲を使う方法も考えられます。画鋲は手で押さえるだけで壁に差し込めますし、ほとんどの方は学校や会社などで使ったことがあるでしょう。使い慣れているため、最も簡単な方法だといえます。
画鋲は針が1本のため、ステップルよりも壁にあく穴の数は抑えられます。しかし、どうしても穴をあける必要があるため賃貸住宅には向いていません。
また、画鋲の頭の部分にケーブルをはさんで固定するため、耐久性はあまり高くありません。太いLANケーブルは支えることができない可能性があります。
さらに、時間がたつと抜ける恐れがあります。抜けたことに気づかず踏んでしまうと、怪我につながり危険です。子どもやペットがいる家庭であれば、気づかないうちに触ってしまう危険性も考えられますので注意しましょう。
固定以外のアイデア
壁に固定する方法以外には、壁の内側に通すという方法が挙げられます。ケーブルが完全に隠れるため、非常にスッキリとした印象になります。配線を見えないようにしたい方にはおすすめの方法です。また、壁や天井を傷つける心配がありません。
ただし、天井裏で作業を行わなければなりません。場合によっては、壁や天井の一部を切ったりする必要もあるでしょう。普段からDIYを行っている場合は問題ありませんが、初心者には困難なため、業者への依頼も検討してください。
まとめ
LANケーブルを床に置くと、転倒や断線といったリスクにつながります。ほこりが溜まっても掃除をしにくく、見栄えもよくありません。よって、配線は壁に固定することをおすすめします。
壁に固定するときは、難易度や壁への影響などを考慮して最適な方法を採用しましょう。賃貸住宅の場合、穴をあけると退去時の費用が高くなる恐れがあるため注意してください。失敗するリスクを考えると、穴をあけない簡単な方法がおすすめです。