電話線はLANケーブルに代用できる?方法もご紹介|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

電話線はLANケーブルに代用できる?方法もご紹介

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

LANケーブル

混同されがちな電話線とLANケーブル。しかし、電話線とLANケーブルには様々な違いがあります。そこで今回は、電話線とLANケーブルの見分け方や違い、電話線をLANケーブルに代用できるのかについて解説します。

電話線とLANケーブルの見分け方

電話線とLANケーブルは、見た目がよく似ているため見分けがつかないという方も少なくありません。実は電話線とLANケーブルは、芯数(金属の芯の数)を見ることで見分けられます。電話線とLANケーブルそれぞれの芯数は以下の通りです。

・電話線:2~6本の芯

・LANケーブル:8本の芯

このように、芯数が多いのがLANケーブルです。なお、LANケーブルのほうが芯数が多い理由は、電話線よりも多くのデータを扱うためです。

「モジュラーケーブル」について

「モジュラーケーブル」という言葉を耳にすることもあるかと思いますが、モジュラーケーブルは電話線のことです。

「モジュラーケーブル」は、モジュラージャックという電話端子のついたケーブルのことを指します。モジュラーケーブルは極数で種類が分けられ、極数に応じて利用シーンが異なります。なお、曲数とは接続部分の溝数のことです。それぞれの極数と利用シーンは以下の通りです。

・6極2本芯:家庭用電話機(FAX機能はなし)

・6極4本芯:オフィスで使用する多機能電話機(内線機能)

・6極6本芯:ドアホン、多機能な家庭用電話機(FAX機能あり)

 

「パンドウイットコーポレーション」商品一覧

パンドウイットでは、様々なケーブルを取り扱っており、もちろんモジュラーケーブルも取り扱っています。以下は、パンドウイットコーポレーションのモジュラーケーブルの商品一覧です。

・プラグ、コネクタのみ

・モジュラープラグ MP588-C

・モジュラープラグ圧着工具

・Cat6A RJ45モジュラープラグ

・モジュラージャックガード(LANポートブロック)

・Cat6 RJ45モジュラープラグ

・CAT6 モジュラープラグシリーズ

・CAT3 電話用モジュラージャックシリーズ(6極6芯タイプ)

・CAT3 電話用モジュラージャックシリーズ(6極4芯タイプ)

モジュラーケーブル(電話線)をLANケーブルとして代用する

モジュラーケーブル(=電話線)とLANケーブルは非常に似ているため、「モジュラーケーブルをLANケーブルとして代用できないの?」という疑問をお持ちの方も少なくありません。

速度は遅くなるものの、モジュラーケーブルはLANケーブルとして代用できます。具体的には、専用コネクタを使うことで代用可能です。

ただし、速度低下だけではなくモジュラーケーブルは通信が不安定になりがちです。速度が低下するのは光回線とくらべて電話線は性能が低いため、通信が不安定になるのはモジュラーケーブル自体が電波(ノイズ)に影響を受けやすいためです。

このように、モジュラーケーブルは専用コネクタを使えばLANケーブルとして代用できますが、速度低下や通信不安定などのデメリットがあることを把握しておかなければなりません。なお、モジュラーケーブルをLANケーブルとして代用する際は、LANケーブル内に電話信号を混在させないよう注意しましょう。なぜなら、電話信号を混在させると故障の原因となるためです。

 

モジュラーケーブル(電話線)をLANケーブルとして代用する方法

前述の通りモジュラーケーブルは、LANケーブルとして代用できます。ここからは、代用方法を詳しく解説します。

まず、モジュラーケーブルをLANケーブルとして代用するためには、「モジュラーケーブル(電話線)」と「モデム(ターミナルアダプタ)」を使用して回線を変換しなければなりません。なぜなら、モデムを介してモジュラーケーブルとLANケーブルを繋ぐことで、インターネットを利用できるためです。

また、モデムを使用するにはプロバイダ契約をする必要があります。予めプロバイダ契約をした上でモデムを使用しましょう。

現在のインターネット回線(5つ)

現在、インターネット回線は大きく分けて5つあります。ここからは、それぞれのインターネット回線を特徴とともにご紹介します。

回線

特徴

アナログ電話回線

・昔の一般的な電話回線

・インターネット回線としても利用できるが、低速かつ料金が高い

ISDN(デジタル電話)回線

・デジタル信号を送る電話回線

・電話しながらインターネット通信できる

ADSL回線

・高速デジタル回線

・主流の光回線よりも料金が安い

・基地局から離れると通信が不安定になりがち

テレビ回線

・ケーブルテレビの回線を使用

・ケーブルテレビ契約とインターネット回線を同時に契約するとお得に利用できる

光回線

・高速通信が可能

・光ファイバーケーブルを使用し、弊害は特になし

 

インターネット回線の終了について

前述の通り、現在インターネット回線は複数ありますが、一部のインターネット回線は間もなく終了します。終了予定の主なインターネット回線は以下の通りです。

・「ISDN回線(NTT)」:2024年1月(固定電話が使えなくなることはなく、工事も不要)

・「ADSL回線(NTT)」:2023年1月末

・「ADSL回線(ソフトバンク ヤフー)」:2024年3月末(インターネット回線の切り替えが必要)

上記のインターネット回線を利用している場合は、早めに新たな回線に切り替えましょう。

使用している回線を見直しましょう

最近はスマートフォンの利用の増加とともに、光回線が主流になってきています。光回線の主流に伴い、一部のインターネット回線が終了を発表しました。時代の変化に合わせて、使用している回線を見直すきっかけにし、常に快適にインターネットが利用できる環境を整えましょう。

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