LANケーブルを遠くに伸ばしたい時の方法。オススメケーブルとグッズを紹介!
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
ルーターから離れた場所でパソコンやスマホの端末をインターネットに接続したい場合、LANケーブルの長さが足りないからと無線接続している方もいるでしょう。しかし、無線接続は有線接続に比べて通信速度が安定しなかったり、セキュリティ面での不安があります。ルーターから離れた場所でも有線接続するためには、長いLANケーブルを購入したり、延長コネクタを使うことでLANケーブルを遠くに伸ばせます。
今回は、LANケーブルを遠くに伸ばす方法と注意点をご紹介します。
LANケーブルを無理に伸ばすのは危険?
LANケーブルの長さが足りない場合は、LANケーブルを買い替えたり、ケーブルの長さを伸ばすためのグッズを購入することで対応できます。
「LANケーブルがギリギリ届きそうだから」と無理に伸ばすことは危険です。なぜなら、LANケーブルを無理に伸ばすと断線したり、LANケーブルの劣化、内部の破損の原因になりかねないためです。
万が一LANケーブルが断線や劣化、破損した場合、通信速度が不安定になったり、最悪の場合LANケーブル自体が使えなくなります。このような事態を防ぐためにも、無理に伸ばして使おうとするのではなく、これからご紹介する対処法でLANケーブルを無理なく伸ばしてルーターから離れた場所でもインターネットを利用できるようにしましょう。
LANケーブルの長さが足りない時の対処法
前述の通り、LANケーブルの長さが足りない場合、無理に伸ばすと破損や劣化の危険があります。そこで、LANケーブルの長さが足りない場合には、「LANケーブルを買い替える」「延長コネクタを使う」「ハブを使う」のいずれかの対処法により、無理なくLANケーブルを伸ばせます。
ここからは、それぞれの対処法について詳しく見ていきましょう。
長いLANケーブルに買い替える
一つ目の対処法は、長いLANケーブルに買い替える方法です。ご紹介する対処法の中で最も簡単にできるため、手軽にLANケーブルを長くしたい場合は、長いLANケーブルに買い替えると良いでしょう。万が一LANケーブルを購入したばかりで、長いLANケーブルを新たに購入する場合は、短いLANケーブルと新たに買い直すLANケーブルを交換してもらえる可能性もあります。
短いLANケーブルを買ったばかりで、新たに長いLANケーブルを購入する場合は、一度問い合わせてみると良いでしょう。
なお、パンドウイットでは1mのLANケーブルも多数取り扱っております。長いLANケーブルに買い替えたい場合は、パンドウイットのLANケーブルをご利用ください。
延長コネクタを使う
LANケーブル自体は買い換えずに長さを伸ばしたい場合には、「延長コネクタ」というアイテムを使うことで対処できます。
延長コネクタは、LANケーブルを延長する際に活躍するアイテムです。LANケーブルを延長する方法の中で最も安価にでき、既にお持ちのLANケーブルを無駄なく利用できます。
延長コネクタを使ってLANケーブルを延長する方法は簡単です。具体的には、延長コネクタの両サイドにあるハブにLANケーブルを差し込めば、LANケーブルの長さを延長できます。
また、近年は延長コネクタ付きLANケーブルも発売されています。LANケーブルが無い場合や新たに買い換えたい場合は、延長コネクタ付きLANケーブルを購入すれば、すぐに長さを延長できるためおすすめです。
スイッチングハブを使う
LANケーブルは、ハブを使って延長することもできます。ハブには「リピーターハブ」と「スイッチングハブ」の2種類がありますが、速度低下を防ぐためにスイッチングハブを使って延長することをおすすめします。それぞれのハブの特徴を見てみましょう。
まず、リピーターハブは全てのデータポートに送信し、自分宛ではないデータを破棄します。つまり、不必要なデータを送信しているためデータ量が膨大になり、通信速度が低下してしまうのです。
一方でスイッチングハブは、宛先を自動で判別してデータを送信できます。これにより、無駄なデータを送信することでデータ量が膨大になることはないため、通信速度が安定しやすくなります。
このように、リピーターハブは無駄なデータを送信することでデータ量が増えて通信速度が低下するのに対し、スイッチングハブは必要なデータのみを送信するため通信速度が安定しています。
これらの特徴から、ハブを使ってLANケーブルを延長したい場合には、スイッチングハブの利用がおすすめです。
LANケーブルを延長する際の注意点
「LANケーブルを延長すると速度が低下するのでは?」という不安をお持ちの方もいるでしょう。確かに、LANケーブルを延長すると速度が低下することがあります。しかしこれは、延長コネクタやスイッチングハブの規格がLANケーブルと異なるためです。
つまり、配線や延長コネクタ、スイッチングハブの規格を統一すれば、LANケーブルを延長しても速度が低下することはありません。
このように、速度を下げずにLANケーブルを延長したい場合には、延長に使うアイテムとLANケーブルの規格を揃えましょう。
まとめ
LANケーブルの長さが足りなくても無線接続に切り替える必要はなく、長いLANケーブルに買い替えたり、延長コネクタやスイッチングハブを使えば簡単にLANケーブルを延長できます。LANケーブルを延長する際は規格に注意し、速度を下げずに手軽に延長しましょう。