ギガ対応のLANケーブルとは?LANケーブルの選び方についても解説|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

ギガ対応のLANケーブルとは?LANケーブルの選び方についても解説

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

ギガ対応

パソコンやゲーム機などの機器をインターネット接続するために使用するLANケーブル。LANケーブルには規格(カテゴリ)があり、それによって性能が異なります。

今回は、ギガ対応のLANケーブルと選び方について紹介します。

 

ギガ対応のLANケーブルとは

 ギガ対応のLANケーブルとは、通信最大速度が1Gbpsあるケーブルです。

LANケーブルにはカテゴリといわれる規格があり、2022年7月現在ではカテゴリ8まで販売されています。

Cat5(カテゴリ5)の通信最大速度100Mbpsですが、Cat5e(カテゴリ5e)以降は通信最大速度1Gbpsのため、ギガに対応しています。

またLANケーブルには、UTPケーブルとSTPケーブルがあり、外部ノイズを遮断するシールド処理が施されていないケーブルがUTPケーブル、外部ノイズを遮断するシールド処理が施されたケーブルがSTPケーブルです。家庭で使用するギガ対応のLANケーブルはCat6Aがおすすめです。

 

ギガ対応のLANケーブルの見分け方

 LANケーブルにはカテゴリがあり、通信速度や周波数に違いがあります。見た目には大きな差のないLANケーブルですが、見分け方が大きく2つあります。

ケーブルの印字を確認する

最も分かりやすい方法は、LANケーブルに表示されているカテゴリを確認することです。

また、LANケーブルにはカテゴリではなく、「配線規格名」が表示されていることがあります。配線規格名とは、アルファベットと数字で表されています。

例えば、Cat6Aの配線規格名は、ANSI/TIA-568-B.2-10です。ただし、配線規格名は順次更新されるため、LANケーブルを購入する際には最新の配線規格名を調べておきましょう。

パソコンで確認する

LANケーブルに印字がなく、外見だけではカテゴリが分からないことがあります。

また、配線した後からカテゴリを確認したいときにも活用できる方法は、パソコンを使用して確認する方法です。

パソコンのコントロールパネルの「ネットワークと共有センター」から「ローカルエリア接続」を選択すると、速度が確認できます。ただし、Cat5の通信速度は100Mbpsですが、Cat5eやCat6の通信速度は1Gbpsであるため、詳しいカテゴリが判断できるわけではありません。

 

LANケーブルの選び方

 LANケーブルには、カテゴリだけではなく、他にもさまざまな種類があります。そのため、使用環境や状況に合ったLANケーブルを選ばなければノイズが生じてしまったり、通信が暗転しなかったりします。

形状で選ぶ

LANケーブルの形状には「スタンダード」「フラット」「極細」があり、一般的なものはスタンダードです。

スタンダードタイプは、太めで固いため取り回し難い反面、電気的特性に優れノイズの影響を受け難いことが魅力です。

フラットタイプは、厚さ1ミリ程度の平たい形状をしているためドアやカーペットの下などに配線でき、部屋の外観を損ないません。

極細タイプは、スタンダードタイプの半分程の細さで柔らかく、狭い場所にも配線しやすいことが特長です。

長さで選ぶ

LANケーブルを購入する際には、部屋の広さや有線で接続したい機器との距離を測ってから購入しましょう。

短すぎると届かず、長過ぎるとケーブルが余ってしまいごちゃごちゃとした印象になったり、足を引っかけてしまったりします。模様替えをした際にケーブルの長さが合わなくなって余ってしまったときには、結束バンドを使用すると、すっきりまとめられます。機器との間に距離があるときは、モールドを使用してケーブルを保護すると、踏んでしまった際にもケーブルが傷付きません。

単線かヨリ線かで選ぶ

単線はケーブルが固く、配線時の取り回しがし難い一方で安定性が高くなります。より線はケーブルが柔らかいため、取り回しに優れていますが、単線に比べると安定性は劣ります。そのため、ケーブルが10m以上長いなら「単線」、5mよりも短いなら「より線」がおすすめです。

コネクタで選ぶ

LANケーブルの差込口であるコネクタ部分には、ケーブルが抜けないようにするためのツメがついています。

しかし、抜き差しを繰り返しているとツメが折れてしまうことがあります。ツメが折れてしまったLANケーブルを使用すると、差込口にケーブルがしっかりと固定できません。

そのため、思わぬタイミングで抜けてしまったり、通信が安定しなかったりする可能性があります。LANケーブルの中には、保護カバーが施されてツメ折れを防止するケーブルや、サビに強い金メッキ加工のケーブルが販売されています。

 

まとめ

LANケーブルには、カテゴリと呼ばれる規格があり、形状や長さもさまざまです。ギガ対応のLANケーブルとは、最大通信速度が1Gbpsあるケーブルのことを指し、Cat6A以上のカテゴリがギガ対応です。LANケーブルを購入する際には、使用する環境やつなげたい機器との距離を考慮してから購入しましょう。

👉LANケーブル商品一覧はこちら

製品に関するお問い合わせはこちら

👉なるほど・ザ・LANケーブリング
📒製品カタログはこちら

製品の購入に関するお問い合わせはこちら
「なるほど・ザ・LANケーブリング」関連記事
よく読まれている記事もっと見る
  • Information