【配線すっきり】LANケーブルはタグ・ラベルで仕分けるのがおすすめ!
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
インフラ工事やデスクを配置換えする際に困るのが、大量のLANケーブルの識別です。
この記事では、LANケーブルの接続先の識別に役立つLANケーブルのタグ・ラベルをご紹介します。
ケーブルタグ・ラベルを使うメリットや種類についてもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
LANケーブルのタグとは
LANケーブルタグの役割や使い方について解説します。
ケーブルタグは必要?その役割について解説
ケーブルタグの役割とは、ケーブルがどの機器に接続されているかを明確にすることであり、ケーブルマーキングとも呼ばれます。
多くのケーブルが密集する無線Wi-Fi親機や電源タップ、USBハブなどのケーブルに使用し、ケーブルの抜き差しや移し替えのミスを減らすことができます。
ケーブルタグの使用方法
使用方法は非常にシンプルです。タグをケーブルに結ぶ、もしくはラベルをケーブルに貼り付けて使用します。
タグやラベルに記号や名前を記載し、「どんな用途で」「どの機器に」使用しているケーブルか識別できるようにすると良いでしょう。
接続先と接続元の両端に同じ記号・名前のタグを取り付けておくことで、ケーブルが混雑している状態でも簡単に識別することが可能です。
LANケーブルのタグを使うメリット
ケーブルタグ・ケーブルラベルの使用によって、得られるメリットをご紹介します。
挿し間違い防止
多くのケーブルが使用されるオフィスでは、ケーブルの挿し間違いによって業務が滞ってしまったり、通信障害が起きたりする可能性があります。
そこでケーブルタグやケーブルラベルを使用し正しい配線を行うことで、トラブルを未然に防止し、業務を円滑に進めることができます。
強度が増す
LANケーブルやUSBコードは劣化や不適切な配線などにより、ケーブルが破れて断線してしまうことがあります。
ケーブルラベルを接続部分の根元に巻くことで動きの大きい箇所を補強し、ケーブルの破れや内部の断線を防止する効果が期待できます。
メンテナンスが楽になる
劣化や不具合が生じた際には、ケーブルの交換が必要となります。
ケーブルタグやケーブルラベルを使用することで、不具合を起こしているケーブルがどれなのかを簡単に判別でき、交換が容易となります。
結ぶタイプのケーブルタグの場合は、交換したケーブルにタグを再利用することも可能です。
LANケーブルのタグはどう選べばいい?
ケーブルタグ・ケーブルラベルにはさまざまな種類があります。
タグの種類や特徴を理解し、正しく活用できるようにしましょう。
ケーブルタグの種類
ケーブルタグには、いくつか種類があります。
- ・紐付きタグ
- ・マーカータイ(結束バンド)
- ・マークバンド
- ・ラベルコア
形や使用方法は異なりますが、どれもケーブルの判別や整理に役立つものとなっています。
また、ケーブルラベルにはシールに手書きで文字を書くものや、プリンターを使用し自分でラベルを作成するテプラなどがあります。
ケーブルタグの使い方で選ぶ
ケーブルタグは種類ごとに特徴や使用方法が異なるため、自分の使用する環境に合ったケーブルタグを選ぶと良いでしょう。
たとえば、紐付きタグは結んだ場所からタグが離れているため、比較的高い場所の配線に使用すると確認しやすくなります。
マーカータイは一度に数本のケーブルをまとめることができ、使用用途の同じケーブルを一度に管理することが可能です。
使用する環境を考え、そこに見合うケーブルを選ぶようにしましょう。
ケーブルタグの形状で選ぶ
ケーブルタグは使用する場所によって、大きすぎるタグやかさばるタグが使用しにくい場合があります。
ケーブル同士の間隔が狭い場合には、ラベルやシールタイプのタグを使用し、タグ同士が重ならないようにすると見やすくなるでしょう。
ケーブル同士の間隔が広い場合は、マークバンドのように1つずつのタグが大きく見やすいものを使うと快適にケーブルのメンテナンスや抜き差しが行えます。
LANケーブルの仕分けに使えるタグ・ラベルの種類
ケーブルタグ・ケーブルラベルの種類をいくつか紹介します。
ケーブルラベル
ケーブルラベルには使用方法や特徴の違うタイプがあります。
セルフラミネートラベル
セルフラミネートラベルは、ケーブルの表示に適したラベルです。
ラベルの印刷部分をラミネートで保護することで、情報が消えてしまう心配がなくなります。
配線が床に接している場所や汚れが発生しやすい場所で、使用するのに適していると言えるでしょう。
回転ラベル
回転ラベルはケーブルに取り付けた後、ラベルの回転と移動が行える種類です。
狭い場所やケーブルの密集した場所に取り付けた場合でも、どのケーブルなのか情報を容易に確認できます。
取り付け方も巻きつけるだけとシンプルであり、使いやすいラベルです。
ノンラミネートラベル
ノンラミネートラベルは非常にシンプルなラベルで、ケーブルに巻きつけるだけで設置が完了します。
ラミネートテープと違い印刷面が保護されていないため、長期間の仕様や汚れなどにより除法が読み取れなくなる可能性もあるため注意が必要です。
旗型ラベル
旗型ラベルはラベル部分が大きく、情報が読み取りやすいことが特徴です。
光ファイバーケーブルのような細いケーブルでも、表示スペースを広く確保できます。
マーカープレート
マーカープレートはタグが大きく、多くの情報を記載できるプレートです。
太いケーブルにも使用可能であり、丈夫であるため環境の厳しい場所でも使用できます。
ラベルアクセサリー
ラベルアクセサリーには、2種類のタイプがあります。
- ・ラベルホルダー
- ・ラベルコア
ラベルホルダーはラミネート付きのホルダーであり、記載した情報を保護できます。
対してラベルコアはファイバーパッチコードにセルフラミネートラベルを貼るときに使用するものであり、情報が見やすくかさばらない点が魅力です。
まとめ
本記事では、ケーブルタグ・ケーブルラベルの特徴や使用方法について解説しました。
ケーブルタグはデスクの移動やメンテナンス時など、ケーブルの抜き差しの際に非常に重宝します。
まだオフィスやご自宅のPC環境に取り入れていない方は、ぜひ本記事を参考に使用してみてください。