注文住宅におけるLAN配線の流れとは?インターネットの選び方とあわせて解説!|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

注文住宅におけるLAN配線の流れとは?インターネットの選び方とあわせて解説!

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

注文住宅におけるLAN配線の流れとは?インターネットの選び方とあわせて解説!

LAN配線の流れを把握していなければ、新しく住宅を建てて、いざインターネットに接続しようとした際に「回線が遅くてオンライン会議ができない」「Wi-Fiの電波が届かない」というような状況になる恐れがあります。

本記事では注文住宅におけるLAN配線の流れや、インターネット回線の選び方、注文住宅を建てる際に知っておくべきLAN配線のポイントを紹介します。

注文住宅のLAN配線で失敗したくない!という方は、ぜひご覧ください。

 

注文住宅におけるLAN配線の流れ

注文住宅におけるLANの配置の流れについて解説します。

LANポートを配置する部屋を決定

まずは、LANポートを配置する部屋から決めましょう。

LANポートとは、インターネット接続用ケーブルの差し込み口のことです。

LANポートにWi-Fiルーターを接続してWi-Fiを飛ばしたり、LANケーブルで接続して有線LANのネットワークを構築できたりします。

LANポートを配置する部屋を決める際のポイントは、「有線LANを配線する部屋」に置くことです。

設置場所は、仕事部屋や子供部屋、リビング・ダイニングが一般的です。

家具やルーターの設置場所を決定

先に家具の位置を決めてから、LANポートの設置場所を決めることをおすすめします。

もし家具の配置を決めずに適当な場所にLANポートを設置すると、テレビとLANポートの距離が遠くて接続できないといった問題が発生する恐れがあるからです。

また、ルーターの設置場所は、自宅の中心部分や2階をおすすめします。

ルーターは電波を球体上に発信するので、自宅の中心部分や2階に設置すると建物全体に電波が届きやすくなるからです。

光回線の導入工事

LANポートやルーターの設置場所が決まったら、光回線の導入工事を業者に依頼します。

工事では、家の近くの電柱から光ケーブルを建物内に引き込みます。その際、光ケーブルをどのようなルートで配線するか検討しなければいけません。

壁に穴を開けて引き込む方法と、エアコンのダクトや電話線の配管を利用して引き込む方法があります。

事前に、業者の方に工事の方法について説明を受けておきましょう。

LAN配線の工事

光回線の導入が完了したら、つぎはLANの配線工事です。

LANの配線工事では、モデムやルーターを使用する各部屋まで、壁の中に配管を通して配線していきます。

なお、LANポートのそばにWi-Fiルーターを設置し、無線LAN(Wi-Fi)でのインターネット接続を考えている場合は、LAN配線の工事は不要です。

LAN配線の工事まで完了すると、インターネットが使えるようになります。

 

注文住宅におけるインターネットの選び方

注文住宅のインターネットの引き方は、ケーブルテレビ・光ファイバー・Wi-Fiルーターと、大きく分けて3種類あります。

ケーブルテレビ

テレビ放送用のケーブルとインターネット回線で使用する光ケーブルを組み合わせて、ネットに接続する方法です。

ケーブルテレビのインターネット回線の特徴は、通信の安定性と他サービスとのセット割を受けられることです。

一般的に、通信の安定性は無線接続より有線接続(ケーブル)が優れています。ケーブルテレビのインターネット回線には、テレビ放送で使われる同軸ケーブルが用いられているため、通信が安定します。

また、他のサービスとしてはテレビ、格安スマホ、ガス、電気などがあります。各サービスとセットで加入することで、お得なセット割引が適用されます。セット割を利用すれば、月々の費用を抑えられるでしょう。

ただ、高速な通信を求める場合は、次項の光ファイバーを検討して下さい。

光ファイバー

光ファイバーの特徴は通信の速さと安定性です。大量のデータ通信が必要なオンラインゲームや複数人数でのオンライン会議などで利用できます。

また、有線接続のためWi-Fiと比べて安定性が高いのも魅力です。

デメリットを挙げると、工事の負担と違約金が発生する可能性があることです。

新しく光ファイバーを導入するには、旧光ファイバーの撤去と新規敷設の工事費用がかかります。また、最低利用期間の乗り換えには違約金が発生する場合もあります。

このように、気軽に乗り換えができない点はデメリットといえるでしょう。

光ファイバーについてはこちら

据え置き型やモバイルタイプのWi-Fiルーター

据え置き型やモバイルタイプは、基地局から飛ばされる電波を受信することでインターネットを使える仕組みになっています。

据え置き型やモバイルタイプのWi-Fiルーターの特徴は、工事不要で申し込んだその日から使えることです。そして、コンセントにさすだけでインターネットが使えます。

ただ、光ファイバーほど通信速度が速くないため注意が必要です。ご自身で必要な通信速度の速さを把握しておきましょう。

 

注文住宅におけるLAN配線のポイント

注文住宅でLAN配線を組む際のポイントについてご紹介します。

住宅を建てる前に壁の中に配管を通しておく

新しく住宅を建設する場合、あらかじめ壁の中に配管を通しておくと良いでしょう。壁の中にLANケーブルを通せる配管を作っておくことで、景観を損なわずに配線できます。

この方法は、新居を建てる場合にしかできません。

まだ新居を建てていない方は、壁の中に配管を作れないか、ハウスメーカーの担当者に相談してみましょう。

新築時のLAN配線についてはこちら

トラブルが起きないよう事前に対策しておく

新居で新しくWi-Fiルーターでインターネットを繋ごうとすると、ルーターからの距離が遠く、電波が届かないこともあります。

その場合の対策として、以下の手段があります。

 

中継機やメッシュWi-Fiを利用する

電波が届かない、あるいは電波が弱い場合は中継器やメッシュWi-Fiの利用を検討しましょう。

例えば3階建てで1階にWi-Fiルーターがある場合、3階でスマホを利用すると、インターネット接続が不安定になることがあります。

このような場合は、中継機やメッシュWi-Fiを利用することで電波が届きやすくなります。

家が広く、電波が届きにくい場合は中継機やメッシュWi-Fiを利用することで対処しましょう。

 

まとめ

本記事では注文住宅におけるLAN配線の流れやポイントについて解説してきました。

今の時代、インターネットは欠かせなくなっています。「新居に住み始めてからインターネットが使えない」といったトラブルを起こさないためにも、LANケーブルの配線については事前に考えておきましょう。

ぜひ本記事を参考にして、新築のお家でのLANケーブルの配線について検討してみてください。

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