LANケーブルの選び方のポイントは?活用シーン別にご紹介!|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

LANケーブルの選び方のポイントは?活用シーン別にご紹介!

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

LANケーブルは、種類が豊富なため何を選べば良いのか分からないという方もいるでしょう。

本記事では、LANケーブルの選び方のポイントや、活用シーン別のおすすめのLANケーブルについて解説していきます。

LANケーブルの選び方でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

LANケーブルって何?

LANケーブルとは、インターネットに有線で接続する際に使用するケーブルです。

現代では、無線が主流となっていますが、有線はLANケーブルをつなぐだけで複雑な設定が不要な上に、通信に安定感があります。

オンラインゲームや動画視聴は、大量のデータ通信を行うため、LANケーブルを用いた有線がおすすめです。      

 

LANケーブルを選ぶ際のポイント

LANケーブルを選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。

  • ・形状
  • ・カテゴリ
  • ・長さ
  • ・構造

それぞれ解説していきます。

形状

LANケーブルは、細いタイプやフラットタイプなど、さまざまな形状のものがあります。

配置する場所に合った形状のLANケーブルを選びましょう。

 

スタンダードケーブル

スタンダードケーブルは丸い形状をした最も一般的なLANケーブルです。

あまりこだわりがない場合には、スタンダードケーブルを使うと良いでしょう。

 

スリムケーブル

スリムケーブルは、スタンダードケーブルよりも細く、取り回しがしやすいため、狭い場所や限られた場所に配線する際におすすめです。

しかし、通信の安定性は低下してしまうため、注意しましょう。

 

フラットケーブル

フラットケーブルは、平型で薄いLANケーブルです。

ノイズに弱いため、長距離での使用には向いていませんが、カーペット下やドアの隙間、壁際の配線に便利です。  

カテゴリ(種類)

LANケーブルは、通信速度や周波数などによってカテゴリと呼ばれる規格に分類されています。

カテゴリの数字が大きくなればなるほど通信速度が速く、伝送帯域が広くなります。

例えば、Cat8(カテゴリ8)はCat7(カテゴリ7)と比較して、より速くより広範囲に通信できます。

カテゴリを選ぶ際は、使用する場所によって、カテゴリを選択することが大切です。

長さ

LANケーブルが短すぎると、接続する機器の位置が限られてしまったり、延長ケーブルが必要になったりします。

一方で、LANケーブルが長すぎると、ノイズの影響を受けやすいため通信品質が落ちたり、余ったLANケーブルが障害物になったりします。

長さを選ぶ際は、部屋の広さやレイアウトをあらかじめ確認して、適切な長さのLANケーブルを選びましょう。

構造

LANケーブルは、大きく分けるとSTPとUTPの2つの構造に分けられます。

STPは、外部ノイズを遮断するためにシールド処理が施されたLANケーブルのことを指します。一方UTPは、シールド処理が施されていないLANケーブルのことです。

STPは、UTPに比べて耐久性が強い上に、通信速度が速く、通信安定性も高くなっています。

また、単線タイプとより線タイプがあり、単線タイプはLANケーブル内部の8芯の銅線がそれぞれ1本の太い銅線で作られており、より線タイプは8芯の銅線がそれぞれ7本の細い銅線で組み立てられたLANケーブルです。

単線タイプは、高速で安定した通信が可能な一方で、より線タイプは柔軟性が高く、取り回しがしやすくなっています。

10m以上の長いLANケーブルを使用する場合は、ノイズの影響を軽減させるために単線タイプを、5m未満のLANケーブルを使用する場合は、より線タイプを選ぶのがおすすめです。

結線

LANケーブルは、ストレートケーブルとクロスケーブルの2種類があります。

配線機器に合わせてLANケーブルを選びましょう。

 

ストレートケーブル

ストレートケーブルは、パソコンやルーター、スイッチングハブなどのパソコン以外の機器に接続する際に使用するLANケーブルです。

ケーブル内の銅線が途中で交差せず、ケーブル両端で同じピン配列になっています。コネクタ部分は、同じ色の線が同じ順番で並んでいます。

一般家庭では、ストレートケーブルを使用すれば問題ありません。

 

クロスケーブル

クロスケーブルは、パソコンとパソコンなどの端末同士を接続する際に使用するLANケーブルです。

ケーブル内の銅線が途中で交差しており、ケーブル内の両端で異なるピン配列となっています。コネクタ部分を見ると、同じ色の線がバラバラに並んでいます。

現代では、LANケーブルの種類を自動で判別できる機能を搭載した機器が多いため、どちらを使用しても問題ありません。

おすすめのLANケーブルについてはこちら

 

LANケーブルのメリット・デメリット

ここでは、LANケーブルのメリット・デメリットについて解説していきます。

LANケーブルのメリット

LANケーブルは、接続されているので通信安定性が高く、外部ノイズの影響を受けにくい点がメリットです。

また、接続方法も直接差し込むだけで複雑な設定がないため、機械に慣れていない方でもお手軽に利用できます。  

LANケーブルのデメリット

LANケーブルを使用すると、障害物になってしまう場合や、複数台につなぐ際に整理がされていないような見た目になってしまう場合があります。

また、使用範囲がLANケーブルの範囲内に限られてしまうのもデメリットです。

 

活用シーンからLANケーブルを選ぶ     

LANケーブルは、パソコンで調べ物をしたり、動画を視聴したり、ゲームをしたりと、さまざまなシーンで活用することが可能です。

活用するシーンに合わせてLANケーブルを使い分けることで、より快適なネット環境が整います。

ここでは、活用シーン別におすすめのLANケーブルをご紹介していきます。

日常使いや動画の視聴

日常使いや動画視聴には、Cat6のLANケーブルがおすすめです。

一般家庭で最も使用されているCat6は、最大1Gbpsの速度でインターネット通信ができます。

設置する機器や配置によって、形状や構造を選びましょう。

ゲーム

ゲームに使用する場合は、Cat6またはCat7のLANケーブルがおすすめです。

形状は、ノイズの影響を受けにくく安定性の高いSTPタイプを使用しましょう。

 

まとめ

LANケーブルを選ぶ際に見るべきポイントは、形状・カテゴリ・長さ・構造の4つです。

また、配置する場所・用途・レイアウトなど、さまざまな要因によっても決める必要があります。

LANケーブルを購入する際には、あらかじめ使用目的と場所を決めておきましょう。

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