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光ケーブルとLANケーブルの違いは?変換方法も紹介

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

ネットワークを構築するために、ケーブルは欠かせません。

しかし、ケーブルといっても、家庭でよく使用される光ケーブルとLANケーブルの違いが分からない方もいるでしょう。

そこで本記事では、光ケーブルとLANケーブルの違い、変換方法をご紹介していきます。

光ケーブルやLANケーブルでお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

光ケーブル・LANケーブルの特徴

ここでは、光ケーブル・LANケーブルの特徴について解説していきます。

光ケーブル

光ケーブルは、デジタルデータを光信号に変換し、データを送受信するためのケーブルです。

光信号は光の速度でデータの送受信を行うため、外部からのノイズの影響を受けにくく、高速でデータの送受信ができる点がメリットとして挙げられます。

そのため、高速なインターネット速度や大容量での通信、安定性を求める方におすすめです。

また光ケーブルには、プラスチック製とガラス製のものがありますが、それぞれ特徴が異なります。

プラスチック製は安価で、物理的な曲げに強いという特徴がありますが、伝送損失が大きいのがデメリットです。

一方で、ガラス製は伝送損失が小さい代わりに値段が高額で、物理的な曲げに弱いという特徴があります。             

LANケーブル

LANケーブルとは、LANで使用する機器をつなぐ通信ケーブルのことで、LANは「Local Area Network」の略です。

LANケーブルにはカテゴリやケーブルの形状、シールドの有無など、さまざまな分類方法があります。

今では無線LANが一般的になっていますが、通信速度やセキュリティ面などのさまざまな問題から、LANケーブルの接続が求められるシーンも少なくありません。

しかし、LANケーブルは災害に弱く通信速度が低下しやすいことがデメリットのため、小規模なオフィスや一般家庭での使用に適しています。

LANケーブルについて詳しくはこちら

LANケーブルの選び方についてはこちら 

 

光ケーブルとLANケーブルの違い     

ここでは、光ケーブルとLANケーブルの違いを、6つ解説していきます。

伝送速度・帯域幅

帯域幅とは、データの送受信に使われる最高周波数と最低周波数の差で、差が広いほどデータ量が多くなります。

光ケーブルはLANケーブルより帯域幅が広く、大容量のデータでも1~10Gbpsの高速通信でスムーズに伝送できます。

データ量が多く、伝送速度も速いほうがよい方は、光ケーブルを利用しましょう。

伝送距離

伝送距離とは、ケーブルでデータを伝送できる距離のことで、距離が長くなるほど信号損失のリスクが高まります。

特に、金属被膜のない非シールドツイストペア(UTP)のLANケーブルでは、最大伝送距離が100mに制限されています。

一方で光ケーブルは信号損失が少なく、300m~40kmまでのカバーが可能です。

なぜなら、光ケーブルはデータを光信号で伝送するため、電磁干渉の影響を受けにくく、長距離でも安定した通信が可能だからです。

そのため、広い敷地内でのデータ送受信を行う場合は、光ケーブルの利用が推奨されます。

耐久性

耐久性においても、LANケーブルと比較すると光ケーブルのほうが優れています。

テンションメンバやシースなどが使用されており、牽引に耐える仕様になっているからです。

また、雨風や気温の変化にも強く、長期間の使用にも耐えられるため、設置後に頻繁なメンテナンスや交換を必要としません。

定期的な交換が手間だと感じる方や、長期的な運用を見据えている場合は、光ケーブルを選択するのがおすすめです。

光ケーブルの耐用性について詳しくはこちら

費用

光ケーブルよりも、LANケーブルのほうが機器・設置費用ともに安価な傾向があります。

ただし、耐久性を考慮すると、光ケーブルのほうが総合的なコストを抑えられるでしょう。

トータル費用を重視するか初期出費を抑えるかで、ケーブルを選ぶ必要があります。

拡張性

光ケーブルは、高速かつ大容量のデータを送受信できます。

そのため、将来的にオフィスの規模を大きくしたり拡張したりする場合でも、問題なく対応が可能です。             

今後拡張する予定がある場合は、柔軟性のある光ケーブルを選びましょう。

セキュリティ

セキュリティ面では、LANケーブルよりも光ケーブルのほうが優れています。

なぜなら、LANケーブルは分解して物理的または電気的に、盗聴されたり侵入されたりするリスクがあるからです。

そのため、各機器の設置場所や使用状況の管理をするなど、LANケーブルの不正アクセスへの対策を講じなければいけません。

一方で、光ケーブルは不正アクセスを試みると、光が漏れてシステム障害を起こす仕組みです。

不正アクセスの被害がゼロではないものの、セキュリティを重視したい場合は光ケーブルがおすすめです。

 

光ケーブルをLANケーブルに変換するには

光ケーブルをLANケーブルに変換するには、メディアコンバータを使用しましょう。

メディアコンバータとは、2種類の異なる媒体で接続するときに信号変換を行う機器で、「MC」と呼ばれることもあります。

メディアコンバータには、電気信号から光信号へ変換するものもあれば、光信号から電気信号へ変換するものもあるため、適切なものを選んでください。

 

まとめ

LANケーブルと光ケーブルは特徴が異なるため、目的や使用用途に合わせて選ぶことが重要です。

メディアコンバータを使用することで、LANケーブルを光ケーブルに、光ケーブルをLANケーブルに変換することも可能です。

両方使用したいという方は、メディアコンバータを用意しましょう。

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