LANとは?初心者向けに仕組みや種類をわかりやすく解説|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

LANとは?初心者向けに仕組みや種類をわかりやすく解説

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

LANとは限定したエリアで利用するネットワークのことで、インターネットを使用するうえで重要な役割を果たしています。

しかし、どのようなものなのか詳しく知らない方も多いでしょう。

本記事ではLANの概要から仕組み、さらに種類などを初心者向けにわかりやすく紹介していきます。

LANについてお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

LAN(Local Area Network)とは? 

まずはLANの仕組みや種類、必要な機材などを解説していきます。            

LANの概要

LANとは「Local Area Network」の略で、家やオフィスなどの物理的に限られたエリアで利用される、プライベートネットワークのことです。

たとえば、家庭内で構築されたネットワークは家庭内LAN、企業のオフィスにある機器などにより構築されたネットワークは社内LANと呼ばれます。

LAN単体では限られたエリア外とのやり取りはできませんが、ルーターなどを用いてインターネットに接続することで、世界中の方ともやり取りすることが可能となります。

LANの仕組み

LANは、ルーターを介してインターネットに接続するのが一般的です。

自宅などで利用する場合は、基本的に1つのルーターを使用します。

ただし、大企業のオフィスなど大規模なスペースに設置されたLANは、効率的にパケット通信を行うため、ネットワークスイッチを使用することが多くなります。

LANの接続方法は2種類

LANの接続方法は、有線LANと無線LANの2種類があります。

有線LANはLANケーブルを利用して接続し、無線LANはケーブルを使用せず無線通信で接続する方法です。

有線LANは通信安定性に優れており、セキュリティ性が高い点がメリットです。

しかしケーブルが必要なため、限られた場所でしか使用できない点がデメリットだといえます。

無線LANは電波が届く範囲であれば接続できるものの、有線LANに比べて通信安定性やセキュリティ面で劣ります。

有線LANと無線LANの違いについては、下記の記事で詳しく解説しているためご覧ください。

有線LANと無線LANの違いについて詳しくはこちら

LAN接続に必要な機材

有線LANを接続する際に必要な機材は、以下のとおりです。

  • ・LANケーブル
  • ・インターネット接続機器
  • ・有線LANルーター
  • ・接続する端末

なお、LANケーブルは接続するデバイスの台数分用意する必要があります。

LANケーブルについて詳しくはこちら

WANとの違い

LANとよく混同されやすい用語として「WAN」があります。

WANとは「Wide Area Network」の略で、広域通信網と訳されます。

LANは限られたエリアで利用されるネットワークですが、WANは地理的に離れた場所同士をつなぐネットワークです。

WANとの違いについて詳しくはこちら 

 

LANを使用するメリット

ここでは、LANを使用するメリットを解説していきます。

設定が簡単でコストも抑えられる

1つ目のメリットは、設定が簡単でコストも抑えられることです。

有線LANはルーターと機器をLANケーブルで配線し、無線LANはルーターの電源を入れてパスワードを入力するという、比較的簡単な作業で設定できます。

インターネットの知識がない方でも簡単に利用でき、それほど費用もかかりません。

ファイル共有がスムーズになる

2つ目のメリットは、ファイル共有がスムーズになることです。

LANは接続すると、ネットワーク上でほかの端末と簡単にファイルを共有することができます。

ただし、端末が故障するとファイルの共有が困難になる点には注意しなければなりません。

 

LANを使用する際の課題

ここでは、LANを使用する際の課題を解説していきます。

セキュリティリスクがある

1つ目の課題は、セキュリティリスクがあることです。

特に社内ネットワークには、顧客データや機密情報などの重要なデータがあります。

もしも第三者から不正アクセスされると、情報漏洩などの企業の信用に関わる事態が起こるため、万全なセキュリティ対策をしなければなりません。

有線LANのセキュリティに関しては、下記の記事でも詳しく解説しています。

有線LANのセキュリティ面のメリット・デメリットはこちら         

社内全体のネットワーク再構築が必要な場合も

2つ目の課題は、社内全体のネットワーク再構築が必要な場合があることです。

近年は技術の進歩により、ネットワークを利用するサービスが主流となっています。

そのため、場合によっては社内全体のネットワーク再構築が必要になるかもしれません。

もしもネットワークの再構築が必要となると、回線・機器の費用や管理費、さらには人件費が増加する可能性があります。

社内LANの設計についてはこちら

 

まとめ

LANとは、家やオフィスなど限定的な場所で利用されるネットワークを指します。

設定するための手間やコストはそれほど必要ではなく、構築するとファイル共有がスムーズになる点がメリットです。

一方で、セキュリティリスクに備える必要があり、導入する際は社内全体のネットワークを再構築しなければいけない場合もあります。

LANを導入する際は、メリットと課題の両面を考慮しましょう。

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