誤配線・ループを防止! ラベルをフル活用
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
誤配線やループなどの配線トラブルの最たる原因は、複雑な配線状況をケーブルが識別できない状態で放置しておくことです。トラブル回避やメンテナンス性の向上のため、ラベルでケーブルを識別可能にしておきましょう。
ケーブルの種類記載・配線の注意喚起など、用途は多彩
社内ネットワークでは、拡張のたびに配線が複雑になっていきます。自宅サーバーなどを設置している場合であれば、一般家庭のネットワークでもケーブルの管理が難しくなってしまうかもしれません。ケーブルの出力側、あるいは入力側が分からないままで放置しておくと、ループや誤配線の原因となります。
そのため、配線が複雑さを極める前にラベルを使用して各ケーブルを識別できるようにしておくのが賢明です。ラベルの記載方法に明確なルールはありませんが、ケーブルの種類や入力・出力機器の名前を記載しておくと分かりやすいでしょう。例えばループなど、特定のトラブルが頻発している場合は「ループ注意!」のように注意喚起をテキストで記載するのもおすすめです。
見やすい回転ラベル
パンドウィットコーポレーションでは、密度の高い配線環境に最適な回転ラベルを提供しています。ケーブルに巻き付けるだけの簡単な取り付け方法のため、すでに接続したケーブルを取り外すことなく導入できます。巻き付け後もラベルを回転させることで、簡単に記載情報を確認可能です。ハンディプリンターやレーザープリンターでの印刷に対応しているため、スピーディーに必要なラベルを量産できます。
タグ、プレートも適宜使用
ラベルのほかにも、以下のようなケーブルを識別するアイテムがあります。複雑な配線では、適宜使用しましょう。
タグ
配線がそれほど過密ではない場合は、タグを取り付けるのもおすすめです。各ケーブルの情報が見えやすいため、取り外しが容易にできます。
プレート
プレートは太径ケーブルの識別に使用されます。バンドで巻き付けるため、配線完了後の取り付けが可能です。一般的に、屋外・高温・高湿環境など、耐久性が要求される環境で使用されています。
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ラベルやタグ、プレートの取り付けは手間と時間がかかりますが、一度実施しておくとその後の配線管理が容易になります。ネットワーク環境の拡張やメンテナンスは必要な作業ですが、そのたびに各ケーブルに関して何の情報もなく識別するのは非効率です。可能な限りネットワーク環境が小規模なうちに、識別できる情報を記載したアイテムを取り付けましょう。