社内ネットワークで必須のバックアップ
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
社内ネットワークをセキュリティ対策なしで使い続けていくのはあまりにも危険です。特に、バックアップは社内ネットワークのシステムを運用していく上で、必須のタスクとして考えられています。こちらでは、バックアップの必要性や代表的なバックアップの手法である「システムバックアップ」「データバックアップ」についてお話します。
バックアップはなぜ必要か?
バックアップは、通常業務でデータやファイルを取り扱う会社であれば当たり前のように行われています。専用システムを使用している会社であれば、システム運用のタスクの一つとして組み込まれているはずです。では、バックアップはなぜ必要なのでしょうか。
バックアップは「リスクに備えるための試み」です。データやシステムには、常に破壊、改ざん、ウイルス感染といったリスクが付きまとっています。システムへの依存度によっては、トラブルのためにオペレーションが停止してしまうことも考えられます。そんなときバックアップを用意しておけば、システムの復旧は容易です。
私用のデータやシステムであれば障害が起きても問題ありませんが、ビジネスで取り扱われるデータやシステムの障害は大きな損害につながります。バックアップは、いつ起こるか予測できないトラブルに備えるために必要なのです。
システムバックアップ
システムバックアップとは、システムを丸ごと保護するバックアップです。「イメージバックアップ」とも呼ばれています。その名の通り、システムを「イメージ」で複製するバックアップで、障害が起きる前の状態をそのまま復元できます。OSの再インストールやファイルの場所の管理を意識する必要がありません。一方で、バックアップの作業自体に時間がかかるというデメリットもあります。
データバックアップ
データバックアップとは、その名前の通りデータ単位のバックアップです。「ファイルバックアップ」といった呼称もあります。すべてのデータを都度保存する「フルバックアップ」増えたデータのみを保存する「増分バックアップ」初回バックアップから増えたデータを保存する「差分バックアップ」などの方法があり、バックアップ対象や現場の運用方針によって使い分けられています。
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バックアップは、社内ネットワークやシステムを保全する上で必要不可欠です。システムバックアップとデータバックアップを適宜使い分けて、安全なシステム運用を目指してください。