サーバーキャビネットに求められる性能
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
社内に物理サーバーを設置しているのであれば、適切なサーバーキャビネットを導入しましょう。こちらでは、サーバーキャビネットに求められる代表的な性能をご紹介します。サーバーキャビネットを選ぶ際の参考資料として、ぜひお役立てください。
堅牢な物理セキュリティ
ネットワークセキュリティというと、システム上の対策が重要視されます。一方で、盗難や破壊といった物理的な被害に備えることも、セキュリティ対策として必要です。サーバーキャビネットは、こうした「物理セキュリティ」の面でも信頼できる設計になっています。
サーバーの重要性を考えると、金庫のような鍵は決して不必要なものではありません。実際、多くのサーバーキャビネットが物理キーで施錠できる鍵を扉に搭載しています。扉にラッチ機構が採用されているものであれば、セキュリティを維持しながらストレスのない開閉が可能です。
災害を意識した設計
日本では、大型地震が相次いで発生しています。そのような背景から、各企業がデータやシステムを維持するための取り組みとして災害対策が一般化しました。大きな揺れは、サーバーに物理的な障害をもたらします。そのため、サーバーキャビネットにも例外なく地震を意識した設計が求められます。
天井への支えや壁に固定するアタッチメントがあれば、地震によって倒れてしまう確率を軽減できます。キャビネットそのものが高い耐震性能を有していることも重要です。強力な揺れが発生した際も、耐震設計がサーバーを守る砦として機能します。
パフォーマンスを低下させない快適性
当然ながら、サーバーラックとしての利便性も求められます。レイアウトの変更やメンテナンスなど、配線に手を加えなければならない機会は頻繁に訪れます。作業を妨げないよう、ケーブルの周囲には十分なクリアランスが必要です。
サーバーのパフォーマンスを低下させないためには、熱対策も重要です。放熱用にパンチングが施された扉であれば、閉めたとしても中に熱がこもりません。また、ファンやエアシールドといった冷却用のオプションパーツを搭載できるキャビネットもあります。
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高性能のサーバーキャビネットは堅牢であると同時に、熱対策やメンテナンス性に優れているためサーバーのパフォーマンスを低下させません。万が一の事態に安心できるだけでなく、日常的に効率の良い稼働が期待できます。パンドウィットコーポレーションでは、上述した基準を満たしたサーバーキャビネットを展開中です。あらゆるケースを想定し、信頼の置けるサーバーキャビネットを導入してください。