モジュラージャック接続についての3つの基礎知識と選び方
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
電話線やインターネット回線の接続に欠かせない「モジュラージャック」。詳しくは分からないけれど、名前だけは知っているという方も多いのではないでしょうか。
ここではモジュラージャックとはどのようなものなのかを紹介し、ジャックに差し込むモジュラープラグの違いやモジュラージャックの接続方法についても紹介します。
モジュラージャックとはアルミなどでできた接続材料
LANケーブルの接続ポートである「モジュラージャック」は、アルミなどの材質でできた配線の接続材料のこと。一般家庭であれば、コンセントの差し込み口の隣に「LAN」などと書かれた穴が空いている場合がありますが、ここがモジュラージャックと呼ばれる部分です。
電話線などの信号線を接続する際に使われる端子が「モジュラープラグ」であるのに対し、その受け口になるものがモジュラージャックです。埋め込みタイプ・露出タイプ・収納タイプなど、使用する環境に合わせて形状を選ぶことができます。
電話やネットワーク接続のために使われるほか、一つのモジュラージャックで複数の配線に対応できるものも。住宅内はもちろん、オフィスや店舗、公共機関などさまざまな場所で使われます。モジュラージャックが取り付けられているケーブルは「モジュラーケーブル」と呼ばれ、こちらは6極2芯と8極8芯の2タイプに分かれます。
モジュラージャックの接続には専用の工具を用意しておく
モジュラージャックの成端には、モジュラージャックとそれに合うワイヤーキャップを用意し、製品の取扱説明書にしたがって導線を通していきます。 成端には専用の工具が必要になりますので、製品の説明書を確認するようにしましょう。また、仕様性能を満たすために、必ず施工ガイドラインに沿って施工を行わなければなりません。
モジュラージャックはLANケーブルとの互換性をチェック
モジュラージャックを選ぶときは、LANケーブルの芯線のタイプと合うものでなければなりません。LANケーブルの芯線は単線と撚り線の2種類に分けられ、芯線の種類によってコネクタの形状が変わってきます。
モジュラージャックにはいくつかの規格が存在しています。LANケーブルの接続に用いられるコネクタの形状は「RJ-45」と呼ばれ、電話回線に使われる「RJ-11」もあります。
モジュラージャックは重要なパーツの一つ
モジュラージャックの取り替えは個人でも可能ですが、専用の圧着工具が必要です。重要なパーツの一つですから、取り替えや新規での接続(成端)の際には必ず部品の取扱説明書を確認してください。
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モジュラージャックは、LANケーブルの芯線とタイプが合わなければならないので、交換前には必ずチェックする必要があります。モジュラージャックが劣化してきたなと思ったら、自分で交換をしてみましょう。