LANケーブルの損傷リスクを最小限に抑える3つの対処法
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
LANケーブルは、インターネットを使ううえで重要なアイテムです。
このLANケーブルが破損していたり、断線していたりすると、インターネットに接続できない、通信速度が遅くなるといった弊害が生まれます。
今回はこのようなトラブルを最小限に抑える3つの対処法を紹介します。
LANケーブルは設置の方法や場所を変えるだけで損傷リスクを抑えられる
LANケーブルの損傷を最小限に抑えるには、設置の仕方や環境などに注意する必要があります。また、個人宅で使う場合とオフィスなどで使う場合にも、対策方法が異なりますので、自分の状況に合った対策方法を実践してください。
- LANケーブルの踏みつけを避けるためにフラットケーブルを用いる
LANケーブルは基本的に床の上に置いている人が多いでしょう。個人宅であれば、そういった設置方法でも問題はないのですが、オフィスなどに設置する場合には、床下か天井に設置するのが理想的です。配線部分が平らになっている「フラットケーブル」を使えば、足を引っかけることもありません。
- 紫外線を避けて劣化を防ぐ
LANケーブルには耐候性がありません。そのため、紫外線の照射を受けると、劣化スピードが促進します。窓際や屋外など、紫外線が降り注ぐ場所に設置しないように気をつけてください。
- 抜き差しの際は丁寧に扱いツメの破損を防ぐ
コネクタには、接続をするために必要な「ツメ」があります。この箇所は、無理矢理引っ張ったり、雑な扱いをすると壊れてしまうことがあります。そうなると、正常に接続ができなくなるので、抜き差しの際には特に丁寧に扱うようにしてください。
LANポートがインターネットトラブルの原因となることもある
ネットに接続ができなくなった原因が、LANケーブルではなく「LANポート」にあるケースも考えられます。
LANポートが正しく差し込まれているか確認後、ネットに接続ができれば、接触不良だということが分かります。それでも改善しない場合には故障している可能性があるので、修理に出しましょう。
パンドウイットの「ブレイクアウェイアダプター」で損傷を防ぐ
LANケーブルに足をひっかけてしまったときや、無理矢理に引っ張ってしまったときなどに、ケーブルが損傷する可能性があります。そんなとき、パンドウイットの「ブレイクアウェイアダプター」を使えば、損傷を防ぐことができます。
強い力で引っ張られると、ケーブルが分離するので、接続機器、LANポートが損傷するのを防いでくれます。
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LANケーブルの寿命は20~30年なので、上記で紹介したようにしっかりと管理をしていけば、長持ちさせることが可能です。消耗品と思いきや、意外と長く使うことができますので、対処法を実践してみてください。