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LANケーブルを枝分かれさせる方法2つ

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

LANケーブル

パソコンをネットにつなぐ場合はLANケーブルを使います。複数のパソコンをネット接続したり、ルータやプレイステーションなどを接続する場合などは、LANケーブルを枝分かれさせる必要があります。LANケーブルを枝分かれさせるには、どのような方法があるのでしょうか。ここでは、比較的簡単にLANケーブルを枝分かれさせる方法について解説することにします。

LANケーブルの枝分かれ方法

LANケーブルを枝分かれさせる方法をご紹介しましょう。

 

ルータを使う

LANケーブルを簡単に分岐させたければ、ルータを使う方法がおすすめです。ルータはモデムとセットで使うことが多いのですが、複数のパソコンなどの機器をネット接続するのに必要な機器です。ルータはパソコンなどをネット接続する際に、どのルートを通してつなぐべきか判断するルート選択機能を搭載した装置です。

同一回線で複数のデバイスをネット接続するには、ルータを使ってデータの流れを円滑にする必要があります。モデムの中にはルータ機能がないタイプもあるので、その場合はルータをつないでネット接続するのが、一番簡単なLANケーブル分岐法でしょう。しかし、ルータ機能付きのモデムにさらにルータをつなぐと、二重ルータとなっていろいろと問題が発生します。

二重ルータにすると、接続速度が遅くなり、ポート開放に時間がかかるのであまりおすすめできません。このため、二重ルータ接続をしている場合は、次にご紹介するハブを使った分岐方法に変更するといいでしょう。また、ハブを使う方法は、これからネットワークを構築する場合にも適しています。

 

ハブを使う

ハブはそれほど高いものでなくても、4ポートから8ポートくらいありますので、家庭用ならこれで十分でしょう。4ポートであれば、そのうち1ポートはモデムやルータとつなぐ必要があるので、残り3ポートを複数のパソコンなどに接続して使うことができます。

LANケーブルの分岐に使うもの

現在使っているルータなどのLANポートに空きがない場合、LANケーブルの分岐にはスイッチングハブを使うと便利です。一般的に家庭用で使われるハブはスイッチングハブと呼ばれ、法人用や業務用はL2スイッチという名前で売られています。家庭用のスイッチングハブは、数千円程度で購入できるので手軽に求めることができます。

スイッチングハブ(またはL2スイッチ)を使ってLANケーブルを分岐するには、まずスイッチングハブのどれかのポートに、ルータからのLANケーブルをつなぎます。そして別の空いているポートにパソコンをつなげば接続完了です。接続が完了したら、これまでパソコンにつないでいたLANケーブルを、スイッチングハブの空いているポートに接続しましょう。

次に、別のポートにパソコンに接続するLANケーブルをつなげばネット接続が可能となります。本来なら、ネットに接続するにはIPアドレスの割り当てが必要なのですが、家庭用のルータにはDHCPという機能が装備されていて、IPアドレスを自動で割り当ててくれます。このため、家庭用ではLANケーブルをスイッチングハブにつなぐたけで、ネット接続が可能です。

通常、家庭用のスイッチングハブには8個のポートがあるので、ルータにつなぐ1ポートを除いた7ポートすべてに、パソコンなどの機器を接続することができます。もし7ポートで足りない場合は、L2スイッチであれば16ポートや24ポートまで可能な製品があります。

無線LANルーターを使う方法

複数のパソコンをネットに接続する場合、ハブの他に使える機器として無線LANルーターがあります。無線LANルーターはモデムのネット回線を、有線から無線に変えて接続するものです。つまり、無線LANルーターがあれば、LANケーブルをつながなくても、パソコンをネットに接続することができるのです。

最近の無線LANルーターは、3階建ての建物内ならどこでも電波が届くほど高性能なので、一般家庭なら隣の部屋でも二階でも問題なくネット接続が可能です。また、無線LANルーターを接続すると、Wi-Fiの使用が可能になります。Wi-Fiはパソコンに限らず、スマホやタブレット、ゲーム機でもつなげることができます。

スマホで動画やゲームを楽しみたいなら、Wi-Fiの環境下で使用すれば、通信速度を気にせずに使えるのでとても便利です。ちなにに、スイッチングハブにはポートが金属製とプラスチック製がありますが、できれば金属製のポートがついたものを選びたいものです。

金属製のポートは耐久性に優れ、熱にも強いのでおすすめです。これに対して、プラスチック製は安価で手に入れやすいメリットがあるものの、耐久性の点で若干問題があります。

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LANケーブルを枝分かれさせて、複数のパソコンなどをネット接続するには、ルータやハブを使う方法があります。家庭用で使われるハブはスイッチングハブと呼ばれ、法人用や業務用はL2スイッチと呼ばれています。普通に家庭で使うには、スイッチングハブで十分ですが、パソコンやデバイスを数多くネット接続したいならL2スイッチがおすすめです。無線LANルーターを使ってネット接続すれば、LANケーブルを使う必要がなく、スマホなども通信速度を気にせずに使うことができます。

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