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LANケーブルを切断して短くする方法とメリット・注意点

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

LANケーブル

インターネットを有線でつなぐ場合はもちろん、無線の場合でも、モデムと無線LANルーターを繋ぐにはLANケーブルが必要不可欠です。LANケーブルはモデムやルーターに標準で付属されているほか、さまざまな場所で市販されていますが、ケーブルが長すぎると配線がごちゃごちゃして見栄えが悪くなってしまいます。そこで今回は、長すぎるLANケーブルを切断して短くする方法や、そのメリット、切断時の注意点についてご説明します。

LANケーブルを切断して短くする方法

LANケーブルは必要な部品と工具があれば、自力で長さを調節することが可能です。まずはLANケーブルを自宅で切断するために、以下の7つを準備します。

①LANケーブル

②LANコネクタ

③圧着工具

④外皮むき工具

⑤ケーブルカッター

⑥LANケーブルテスター

⑦コネクタカバー

 

①は、付属品がある場合はそのまま使用します。新たに購入する場合は、Cat5e(カテゴリ5e)または6のケーブルを選べば問題なく使用できるでしょう。

③~⑤はホームセンターなどで市販されています。

④はナイフ、⑤はニッパーでも代用可能ですが、専用工具のほうが楽に作業できるため、初心者の方ほどきちんと工具を揃えたほうがよいでしょう。

⑥は仕上がり品のチェックに使用するものなので、なくても作業は可能です。切断したLANケーブルを使ったけれどインターネットに繋がらない…といったトラブルの解決に役立ちます。

⑦はコネクタのツメ折れを防止するものなので、必要に応じて揃えましょう。

必要なものを揃えたら、以下の5つの手順でLANケーブルを切断します。

ステップ1. ケーブルをカットする

ケーブルカッターを使用し、LANケーブルをお好みの長さにカットします。ジャストサイズより少し長めにカットするのがおすすめです。

ステップ2. 被膜をむく

外皮むき工具を使って、切断したLANケーブルの端の被膜をむきます。配線は長すぎず短すぎず、コネクタの長さにぴったり揃えましょう。

ステップ3. ケーブルコネクタを装着する

LANケーブルの配線をそろえて、コネクタを装着します。配線は並ぶ順番が決まっているので、正しい順序でコネクタにセットしましょう。

ステップ4. 圧着する

圧着工具を使用し、コネクタとケーブルを圧着します。圧着が不十分だと通信が不安定になったり、LANケーブルからコネクタが外れたりする原因になりますので、強めに圧着しましょう。

ステップ5. テスターで動作確認

LANケーブルテスターで、使用可能かテストします。動作確認できなかった場合は、配線の順番が誤っているか、きちんと圧着されていない可能性がありますので、作業をやり直しましょう。

LANケーブルを自力で短くするメリット

LANケーブルを自力で短くすると、以下のような2つのメリットがあります。

 

  1. 配線まわりがスッキリする

LANケーブルが長すぎる場合、多くのは余分を結束バンドで束ねて収納します。しかし、束ねたケーブルは意外とスペースを取るため、モデムやルーターまわりがごちゃごちゃになってしまいます。必要な長さに合わせてLANケーブルをカットすれば、余ったケーブルを束ねる必要がなく、モデムやルーターまわりをスッキリ整頓することができます。

 

  1. 特注品よりコストを節約できる

メーカーや店舗によっては、必要な長さに合わせてLANケーブルを特注してくれるところもあります。ただ、オーダーメイド品は既製品よりも値段が高く、それなりのコストがかかってしまいます。

自作の場合、工具などを用意する必要はありますが、1度道具を揃えれば、今後も必要に応じてジャストサイズのLANケーブルを自作できるため、長い目で見ればコストの節約につながります。また、自作の場合、モデムやルーター付属のLANケーブルも利用できるため、わざわざ新しいケーブルを買わずに済むところも魅力です。

LANケーブルを切断する際の注意点

自分でLANケーブルを切断する場合、注意したいポイントが2つあります。

 

  1. LANケーブルの規格に注意

LANケーブルは、通信速度によってCAT5、CAT7など複数の規格に区分されています。数字が大きいほど高速通信に適しているため、光ファイバー回線が普及している現代では、CAT5e以上のLANケーブルを購入しましょう。

 

  1. LANケーブルの形状に注意

LANケーブルの形状は、丸い筒状になったものと、平べったいフラット型の2種類があります。

通常は丸型で十分ですが、カーペットの下にLANケーブルを通したいときなどは、フラット型が適しています。ただし、フラット型は自作が難しいので、初心者の方がカットする場合は丸型ケーブルのみに留めておいたほうがよいでしょう。

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LANケーブルは、必要な部品と工具をそろえれば、自分でも簡単に長さを調節することができます。ただし正確な方法と手順でカットしないと、通信に不具合が出たり、コネクタが外れたりする原因になります。また、工具は適切な方法で使用しないとケガをするおそれがありますので、LANケーブルを初めて切断するときは慎重に作業を行いましょう。

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