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複数の機器をネットに繋げたい!ハブとLANケーブルを使った接続方法

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

ハブ LANケーブル

近年急速に普及し、生活に欠かせない存在となったインターネット。

企業では、大量のパソコンをインターネットに繋がなければならないシーンも増えていることでしょう。インターネットに繋ぐことのできる機器には、さまざまな種類があります。

そこで今回は、複数の機器をインターネットに繋ぐ方法を、ハブとLANケーブルを用いて紹介します。

そもそも「ハブ(Hub)」とは?

ハブとは、有線LANを構成するための集線装置、つまりネットワークのケーブルが集まっている装置のことです。

「ハブ」という名前は「車輪の中心」という意味から付けられており、ハブには受信した電気機能を復元する「リタイミング機能」と、ビットロスなどのトラブルを解決する「ブリアンブル再生機能」が備わっています。

他にも、さまざまな機能や種類があり、一般的に使用されているハブの種類は、「スイッチングハブ」と呼ばれ、企業などでは、スイッチングハブにネットワーク管理機能を搭載した、「共有ハブ」が使用されることも。

ハブの価格は安くて1,000円ほどから購入できますが、搭載されている機能によってさらに高価なものもあり、価格帯はピンからキリとなっています。

 

ルーターとハブの違い

ルーターとハブは同じような機器と思われがちですが、それぞれの役割は全くことなります。

ハブはLANネットワークが集まる集線装置で、複数のネットワークを接続でき、集めたネットワークを一つの大規模なネットワークに変換する役割を担っています。

一方のルーターは、LANを接続する装置で、ことなるネットワークを接続する役割、という全く違う性質も持っているのです。

つまり、複数のLANネットワークを集めて一つのネットワークにするのが「ハブ」、複数のLANをそれぞれのネットワークに接続するのが「ルーター」になります。

 

ハブの機器に記載されている「用語」

ハブ本体には、さまざまな用語が記載されています。必ず記載されている、下記の用語の意味は必ず覚えておきましょう。

・Ethernet規格:コンピュータネットワーク規格の一種

・10Base-T/100Base-TX:LANケーブルを挿す規格の一種

・ポート数:コンピュータが通信に使用するプログラムを識別するために用いる番号。番号は16ビットの整数で、0番から65535番まで。

LANケーブルとハブの接続方法

実際にLANケーブルとハブの接続は、簡単にできます。

ハブの空きポートに、ネットワークを接続させたい機器のLANケーブルを接続するだけです。

設定なども特に必要ありません。

種類によっては、ハブ機能やルーター機能が備わった終端装置もあるため、これらを活用するのもおすすめです。

接続する際の注意点

前述の通り、LANケーブルとハブの接続方法は簡単です。しかし接続する際に、把握しておくべき2つの注意点があります。

まず、LANの分岐にはハブだけではなくルーターも必ず必要です。

LANは、ルーターを通した後にハブで分岐させましょう。また、LANケーブルの接続を誤ると、ループ現象が発生する恐れがあります。

「ループ」とは、広範囲でネットワークが停止する現象です。接続する際には、接続場所が間違っていないかを必ず確認してください。

ハブを使う際のメリットデメリット

ハブの使用には多くのメリットがある一方で、デメリットもあります。使用用途や接続方法を確認した上で、ハブが必要かを判断しましょう。なお、メリットとデメリットはそれぞれ下記の通りです。

 

ハブを使うメリット

ハブは1本のLANケーブルを分配でき、複数の機器を簡単にインターネット接続が可能です。そのため複数の機器を使用したい人や企業におすすめです。

また、LANケーブルの距離を伸ばせるというメリットもあります。LANケーブルは、1本の配線距離が約100mのものがほとんどです。しかしハブを中継することで、さらに100m伸ばせます。

 

ハブを使うデメリット

ハブは多くの機器を接続できますが、万が一ループが起きた際に、どのLANケーブルが原因になっているか分かりづらいというデメリットがあります。

また、ハブの台数が増えれば増えるほど、故障のリスクも高くなるということは覚えておきましょう。

無線ルーターも「ハブ化」することはできる

無線ルーターには、「ブリッジ」という機能が搭載されている場合があります。この機能がある場合、無線ルーターもハブ化することが可能なのです。

「ブリッジ」とは、LANネットワーク同士を接続するための機能で、スイッチングハブと同じ役割を担います。無線ルーターがある場合は、ブリッジ機能が搭載されているかを確認してみましょう。

ハブとLANケーブルを有効活用してみよう

ハブとLANの違いを知ることで、接続方法が明確になります。ハブの役割を知り、有効活用することで、ネットワークをより便利かつ快適に利用することが可能です。また、メリットとデメリットを知っておくと接続作業の効率も上がるでしょう。

複数接続を検討する一般的な媒体は、企業などの大規模な環境が考えられますが、知識を持っておくことで自宅にも役立つかもしれません。いざというときのために、これらの知識を蓄え、ぜひ配線の参考にしてください。

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