LANケーブルの抜け防止・爪折れ防止に役立つ後付けアイテムを紹介
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
パソコンやスマホの普及が広まり、インターネットは生活の必需品となりました。インターネットの回線には有線と無線が存在しますが、一般的には無線を活用している方が多いことでしょう。しかし、有線接続には無線接続には無い魅力があります。用途によっては、有線接続を多く活用している方もいるかと思います。
有線接続で必要になるのが「LANケーブル」。接続の際に、通信速度が速い点や、通信が安定しているなどのメリットも多いですが、物理的な障害も多いのです。
そのため、有線接続を活用している方に注意していただきたいのが、「LANケーブルの接続と爪折れ対策」です。機械はデリケートなものなので、日々丁寧に扱いつつ、便利なアイテムを使って爪折れを防止しましょう。
本記事では、具体的な爪折れ防止アイテムや、LANケーブルが抜けない方法などをご紹介します。
目次
LANケーブルのコネクタを補強しよう
有線LANは無線LANに比べて、安定した通信の確保に役立ちます。通信速度が速くなる場合もあり、快適にネットを利用したい方は有線LANを使用するのもひとつの手です。
しかし有線である以上、接続部分であるコネクタの物理的な問題が付きまといます。コネクタの状態が悪いと通信に影響が出たり、見栄えが悪かったり、扱いが雑になると故障の原因にもなりかねません。
つまり有線のLANを使うと良いこともありますが、物理的な面でしっかりケアしないといけないということです。オフィスでは通信速度を出すために有線LANを使いますが、人や物が多く、すぐに故障してしまうということが頻繁に起こっています。
もちろん自宅でも、丁寧に扱わなければすぐに故障してしまいます。今回はLANケーブルのコネクタでよく起こる問題に対して、改善方法や対策アイテムを紹介するので参考にしてください。
爪折れを防ぐ!後付け用コネクタ保護カバー
LANケーブルには、挿入したときにカチッと音が鳴なってコネクタを固定する「ラッチ」という部分があります。
これは一般的には「爪(ツメ)」と呼ばれており、有線LANを扱う上でこの爪の取り扱いは注意が必要です。
なぜかというと、爪部分が折れてしまうとLANケーブルが抜けにくくなってしまうからです。重要な部分なので、爪折れを防止するための後付け用コネクタ保護カバーがたくさん販売されています。爪折れ防止プロテクタを取り付けることにより、爪を簡単に保護できます。LANケーブルをチェックしてみて不安がある場合は、先に後付け用コネクタ保護カバーを装着するのがおすすめです。高いものではないため、事前の備えをしておきましょう。
爪が折れてしまった場合は爪折れ修復カバーを使いましょう
LANケーブルをチェックしたときに、爪が折れてしまっていた場合は爪折れ修復カバーというものが使えます。全てのLANケーブルへ対応されているものではありませんが、折れていた場合は無理に引き抜こうとせず、まずは爪折れ修復カバーを使って抜けるか試してみましょう。
使い方は非常に簡単で、爪の部分にこの修復カバーをはめるだけです。
LANケーブルの爪が折れてしまった際に、ケーブルを替えることなく、コネクタの復元ができます。LANケーブルは頻繁に抜き差しすることで、摩擦が起こるため、爪が折れてしまうのは仕方がありません。大きく折れてしまったり、何度も折れてしまう場合は修理を検討する必要がありますが、軽く割れてしまった場合は修復カバーから試してみるのがおすすめです。費用も安く抑えられ手間もかからないため、こういった便利グッズを活用していきましょう。色展開やブランドもさまざまですが、基本的な大きさや用途は変わらないでしょう。
値段も1,000円以下で十分購入できる安さで、インターネットやホームセンター等様々な場所で取り扱っています。
ケーブル抜けを防ぐ!パッチコードロック
LANケーブルが勝手に抜けないよう、ガッチリとロックが可能なパーツが「パッチコードロック」です。サーバーやLANハブなどのLANコネクタは抜き差しが少ないため、誤って抜かれないように事前にロックしておきます。勝手にLANケーブルが抜けていて、接続ができなくなるといった問題も頻繁に起こっているため、役立つアイテムです。
また、簡単にケーブルが抜けなければセキュリティーの面からも安心できます。使い方としては、付属のセキュリティロックでLANコネクタの爪を固定することで、簡単にポートから抜けることを防げます。抜くときは製品にもよりますが、専用の器具等を使って抜かなければいけません。簡単にLANが抜けてしまう状況は様々な面で不安なので、抜き差しをあまりしない部分にはロックをかけておきましょう。
日ごろの機器回りの整頓も大切
爪の保護や、パッチコードロックはあくまでも防止対策であり、耐久性を向上させるものではありません。対策をとったからといって雑に扱っていいわけではなく、日々の扱い方には気を付けましょう。LANケーブルに無理な引っ張りを与えていないか、物が当たって破損する状況になっていないかを確認して、LANケーブル回りを整理整頓しておくことも立派な防止策です。
今回紹介したアイテムを使って爪折れを防ぎつつ、日々の扱いを意識することで、爪折れは軽減できるでしょう。