結束バンドは太いものがおすすめ!太い結束バンドの種類について解説
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
結束バンドを使っていて、ある日突然切れてしまったという経験をしたことがある方は少なくないでしょう。
それは、強度の弱さや長年の使用による劣化が原因かもしれません。
そんな経験をした方におすすめしたいのが、太い結束バンドです。
今回は、太い結束バンドを使うメリットから、種類、選び方までご紹介いたします。これから結束バンドを購入しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
太い結束バンドをおすすめする3つの理由
太い結束バンドをおすすめする理由は、以下の通りです。
- ・結束力が強い
- ・安定性が高い
- ・寿命が長い
では、詳しく解説していきます。
結束力が強い
結束バンドの強度は幅と厚みで決まるため、太い結束バンドは結束力が強いと言えます。
結束力の強さが利点である太い結束バンドは、重いものを束ねるときや複数のものを一つに束ねるときにとても便利です。
通常の幅の結束バンドでは不安が残るという場合は、太い結束バンドの使用を検討してみてはいかがでしょうか。
安定性が高い
結束バンドの強度を示すもので「引張強度」という指標があります。
太い結束バンドは、この引張強度が高い傾向にあります。
そして、この引張強度が高い結束バンドほど安定性が高いということでもあるのです。
引張強度は「N(ニュートン)」という単位で表し、1ニュートンは約102グラムです。引張強度を「kg(キログラム)」で表記している場合もありますので、ニュートン表記の数字をキログラムに変換して引張強度を比べると良いでしょう。
結束バンドは、細いものは80N(約8.1kg)ぐらいの引張強度ですが、太いものでは1000N(102kg)前後のものもあります。
寿命が長い
太い結束バンドは、寿命の長さも強みです。
寿命が長い結束バンドは、10年以上長持ちすることもあります。
結束バンドの寿命は素材による部分もありますが、太い結束バンドは耐久性を売りにしている部分も大きいため、寿命も長い傾向にあります。
太い結束バンドは耐久性や耐候性が高く作られていますので、そこも大きな長所です。
太い結束バンドの種類
太い結束バンドの種類は、以下のように分かれます。
- ・使い切りタイプ
- ・再利用が可能なタイプ
- ・マジックテープタイプ
それぞれのタイプの違いに触れていきましょう。
使い切りタイプ
一般的な結束バンドであるこのタイプは、一度締めると外れないという特徴があります。
基本的に外すときはハサミやニッパーを使い切断します。外す予定のないものを束ねたいときに、このタイプを利用すると良いでしょう。
再利用が可能なタイプ
このタイプは、一度締めても緩めて再利用できる結束バンドです。
仮止めや配線を増減するときなど、外す想定の場合に使うと良いでしょう。
マジックテープタイプ
マジックテープタイプは再利用が可能なタイプより、取り外しが容易な結束バンドです。それほど強度を必要としない、ドライヤーや頻繁に使う家電のコードなどに使用するのに適しているでしょう。
パンドウイットでは、面ファスナー式として取り扱っています。
太い結束バンドの選び方
太い結束バンドを選ぶ際に必要なものは、主にサイズ・素材・用途です。
それぞれ深掘りしていきます。
サイズ
結束バンドの長さは、どれだけ太いものを結束するかによって決まります。
また、結束バンドの直径は細くなるほどバンドに負担がかかり、劣化が早くなってしまうので、それも考慮して検討すると良いでしょう。
素材
結束バンドは素材によって、耐久性や耐候性が違ってきます。
それぞれの素材の特徴を解説します。
ナイロン
ナイロン製の結束バンドは最も一般的な素材で、柔軟性が高くて耐久性にも優れています。
引張強度も高い水準にあり、比較的安価でコスパに優れていると言えるでしょう。
DIYや屋内での使用の際は、ナイロン製の結束バンドがおすすめです。
フッ素樹脂製
フッ素樹脂製の結束バンドは耐久性に優れており、過酷な環境での使用に適しています。
マイナスの気温に対応できる耐寒性や100度を超える環境で使用できる耐熱性に加え、耐候性や耐薬品性も備えているため、過酷な屋外の使用に適しています。
金属製
金属製の結束バンドは主にステンレス製のものを指し、引張強度が抜群に高く衝撃にも強い特徴があります。
日常生活ではそれほど使われませんが、主に工事や補修などで使われています。
ステンレスですのでサビにも強く、耐候性・耐酸性・耐薬品など強度に秀でている素材ですが、価格が比較的高めになっています。
用途
結束バンドは、その用途により使うものが変わってきます。
ここでは、用途別の選び方を解説します。
家庭
家庭での使用は、LANケーブルや家電の配線を束ねるときなどに使うことが多いのではないでしょうか。それほど取り外し頻度が少ないものであれば使い切りタイプ、取り外し頻度が高ければマジックテープタイプがおすすめです。
書類や資料を閉じる際に使う際は、取り外しが可能なものを選ぶと良いでしょう。
屋外
屋外での結束バンドの使用は、夏の暑さや直射日光による紫外線、冬の寒さなどに耐えられるものでなくてはならないため、耐候性の高いものを選ぶと良いでしょう。
工場
工場では主に配線や器具の結束に使われており、薬品を使っていることも多いため耐薬品性がある結束バンドを選ぶ必要があります。
また、劣化への耐久性も必要なため、ポリプロピレン製などが適しています。
まとめ
太い結束バンドは強度が高く、耐久性や耐候性にも優れているため長期間に渡って結束し続けられる長所があります。
素材や用途に合わせて、最適な結束バンドを選ぶようにしましょう。