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配線ダクトを固定するには?

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

固定具

配線ダクトは、原則として任意の場所に固定して使用します。固定の方法には複数あり、現場によって最も適している方式が採用されています。こちらでは、代表的な配線ダクトの固定方法である「リベット」「粘着テープ」「固定用クリップ」についてそれぞれご紹介します。

リベット

複数の部材同士を接合する道具として広く用いられているのが「リベット(鋲)」です。穴が空いた部材の上から押し込み、固定します。リベットを用いて固定する方法を「かしめ」と呼びます。リベットには多くの種類がありますが、配線ダクトを固定するものとしては樹脂製のプッシュリベットが一般的です。プッシュリベットは貫通しているピンを押し込み固定するリベットです。押し込にはリベット専用工具が使われます。

リベットの使い方自体は、経験のない方でも簡単です。ただし、固定面にはリベットを通すための穴を、あらかじめドリルなどで空けておく必要があります。一般家庭では、この点がネックになるかもしれません。

粘着テープ

粘着テープを使用して配線ダクトを固定する方法も一般的です。専用の両面テープが販売されています。モール用として販売されている両面テープでも代用可能です。テープといっても粘着力は強力なため、固定力は申し分ありません。よほどの負荷をかけないかぎり、配線ダクトがとれてしまうことはないでしょう。固定面に穴を空ける必要がない点もメリットのひとつです。

ただし、一度接着したダクトを取り外すのは強い力が必要です。固定面にテープの跡が残ってしまうこともあります。一般家庭の壁貼り付けた場合、壁紙がはがれてしまう可能性もあるため、注意しましょう。

固定用クリップ

固定面に専用のクリップを取り付け、そこに配線ダクトをマウントする方法もあります。はめ込む配線ダクトに合わせ、適したサイズのクリップブラケットを選びます。はめ込み方式のため、配線ダクトは着脱可能です。ダクト本体に穴を空けることもありません。電線をあらかじめダクト内に収納してから取り付けることもできます。

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ご紹介したように配線ダクトには複数の固定方法があり、環境に応じて選ぶことができます。必ずしも固定面に穴を空けなければならないわけではありません。また、固定方法によっては着脱も可能です。一般家庭に配線ダクトを導入する場合は、粘着テープでの固定方式が最適でしょう。壁紙へのダメージには十分ご注意ください。他の現場でも、環境に応じた方法で配線ダクトを固定してください。

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