隠れた便利アイテム「配線ダクト」で ケーブルを収納しよう!
※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります
今回も、スペシャルエディションとして、アンケートの結果をご紹介しましょう。「配線ダクト」というアイテムをご存知でしょうか? 一般的な認知度は高くありませんが、ケーブルを整理・保護できる便利な製品です。現在も、電気工事をはじめとして専門的な現場では活用されていますが、オフィスや一般家庭でも大いに役立ってくれるでしょう。こちらでは、配線ダクトに関するアンケートの結果から便利さや活用法、選び方などに関してご案内します。乱雑になった複数のケーブルにお困りの方は、ぜひお読みください。
会社の複数のケーブルが散らかっていませんか?
会社や施設の配線状況ついてアンケートを実施しました。多くの方が、ケーブルをまとめるためになんらかの対策を行っているようです。特に何もせずに、ケーブルをそのまま露出させているという方もいます。安全性や美観、ケーブルの寿命を考えると、こうした対策は十分とは言えません。ケーブルの整理、保護を目的とした専用の配線材料をご存知でしょうか?「配線ダクト」があれば、オフィス、施設の配線がすっきりします。配電盤や分電盤の中で使われているものですが、それ以外の環境にも十分活用可能です。
配線ダクトで散らかったケーブルをすっきり収納
配線ダクトとは、電線やケーブルを収納するための管です。側面に切れ込みが設けてあり、任意の場所で電線・ケーブルの引き込みや引き出しができます。施設に電気を供給するための配電盤や分電盤の中で使用されており、電気工事では頻繁に使用されている素材です。配線ダクトを使用すると、複数のケーブルを省スペースにまとめられます。また、ほこりや外部の衝撃からケーブルを保護することも可能です。照明に使用する「トラックライト」や「ライティングレール」も配線ダクトに分類されます。
意外と知られていない配線ダクト
配線ダクトの利用状況についてアンケートで調査しました。
ご覧のとおり、8割以上の方が職場で配線ダクトを使っていないことがわかります。配線ダクトに関するアンケートに寄せられたコメントを一部ご紹介しましょう。
・わからないです。初めて聞きました。
(鹿児島県・26歳・男性)
・わかりません。なんとなく、コードを止めるものなのか、と思います。
(新潟県・39歳・女性)
・全然知らないし、聞いたことがないです。
(愛知県・30歳・女性)
このように、そもそも「配線ダクトについて聞いたことがない」「聞いたことはあるがどんなものか知らない」という方が多数でした。工場などであれば通常どこかに配線ダクトが使用されていますが、「見たことはない」という回答が多く寄せられています。上述したとおり、配線ダクトはケーブル・配線の整理に便利な素材ですが、現在は専門的な活用にとどまっています。製品自体の認知度さえ上がれば、身近な環境での活用例が増えてくるかもしれません。しかし、多く方はそもそも配線ダクトがどこで購入できるのか知らないのではないでしょうか? 専門的な素材というイメージに反し、一般の方でも簡単に配線ダクトを購入可能です。以下では、配線ダクトの購入先についてご案内します。
配線ダクトはどこで買える?
配線ダクトの購入先についてアンケートを実施しました。
配線ダクトの購入先
オフィスに導入されている配線ダクトの購入先をアンケートで伺いましたが、多くの方は購入先を知らないようです。いくつかの回答からは、専門業者が手配してくれることや、インターネット通販で購入できることがわかります。インターネットでは各メーカーが販売している製品を比較できますので、これから配線ダクトを購入しようとしている方はインターネットで調べてみるとよいでしょう。
配線ダクトの選び方
配線ダクトに求める要素についてもアンケートを実施しています。ほこりがたまりにくい機構やデザインがすぐれているもの、メンテナンスしやすいものなどが求められているようです。一口に配線ダクトと言っても、各メーカーがさまざまな製品をリリースしています。これから配線ダクトを購入する場合は、すでに多くの方に選ばれている製品を購入すれば間違いないかもしれません。以下では、人気の配線ダクトをご紹介します。
買うならこれ!人気の配線ダクト
導入されている配線ダクトのメーカーについてアンケートで調査しました。メーカーとして挙げられているのは、以下のような企業です。
・日東工業
・パナソニック
・星和電機株式会社
・興和化成株式会社
・日本AVC
・エレコム
また、「どんな配線ダクトをお使いですか?規格は?」というアンケートも行っています。コメントを一部ご紹介しましょう。
・使っているのは側片折り取り式のカッチングダクトです。盤内配線や
屋内配線に関係なく、どんなニーズにも使うことができます。
(大阪府・33歳・男性)
・硬質なものや柔らかいもので色は白で企画は硬質性がKDシリーズ、
柔らかい製品がKDEPシリーズ。
(岡山県・57歳・男性)
・UL規格認定の配線ダクトを使用しています。
(福島県・39歳・女性)
少々、専門的な内容が記載されたコメントが目立ちますが、配線ダクトにもさまざまな仕様があることがわかりますね。環境に応じた配線ダクトを選ぶようにしましょう。
配線ダクトを選ぶチェックポイントと注意点
「現在ご使用中の配線ダクト製品で気になることや改善してほしい点は何ですか?」というアンケートも実施しています。コメントでは、コスト面を気にする内容が目立ちました。複雑な配線において多くの問題を解決する製品だけに導入コストは高いようです。その分、品質については高く評価されています。取り付けが難しいというコメントや、作業工数が気になるというコメントもありました。購入する際には、あらかじめ取り付け方法についても把握しておくとスムーズでしょう。
まとめ
複雑な配線にお困りなら、ぜひ配線ダクトを活用してください。乱雑になったケーブルも、収納することで整理されます。ケーブルの保護にもなるため、買い替えのタイミングを減らすことも可能です。中長期的に見ればコストダウンになるかもしれません。取り付け作業には少し経験を要しますが、なれればその利便性からさまざまな環境で活用できるはずです。
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まずは、多くの方が利用している売れ筋の製品を購入してその使用感を確かめてみてはいかがでしょうか。