熱収縮チューブの正しい使い方やおすすめ商品を紹介|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

熱収縮チューブの正しい使い方やおすすめ商品を紹介

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

熱を加えると収縮する熱収縮チューブは、電線などの保護や防水、防蝕などさまざまな用途に使われています。日常生活から業務まで幅広いシーンで活躍します。熱チューブの使い方や選び方をマスターし、上手に活用してみましょう。今回は、熱収縮チューブの正しい使い方と選び方、おすすめの熱収縮チューブをまとめました。

熱収縮チューブの正しい使い方

熱収縮チューブとは、塩化ビニールやシリコンゴム、フッ素系ポリマーなどの材料で作られたチューブのことです。押し出し成型で作られたチューブを、特殊な方法で均一に伸ばすと、熱を加えたときに元に戻る力がはたらく熱収縮チューブができあがります。

熱収縮チューブは約70℃の熱を加えると収縮されるため、使用する際はヒートガンと呼ばれる専用のドライヤーを使用して均等に加熱していきます。チューブ内に空気が入るときれいに仕上がりません。チューブ中央から両端に向かって、空気を追い出すようなイメージで収縮させましょう。

ライターや点火棒などを使って加熱すると、温度が高くなりすぎてチューブが変質する原因となるため注意が必要です。専用ドライヤーのほかにも、オーブンやガストーチなどが使用される場合もありますが、適温で均一に熱を加えるのが難しいうえ、加熱時に危険がともないます。ヒートガンを使用して収縮させるのがベストです。

 

チューブをカットするときは傷をつけないよう注意

熱収縮チューブにはいろいろなサイズがありますが、径が長すぎる場合は適当な長さにカットできます。ただし、カット面に傷がつくと熱を加えたときに裂けるおそれがありますの。なるべく傷をつけないよう、慎重に作業する必要があります。

何度も刃を入れたりすると切断面がギザギザになりやすいので、できるだけ一度で切断しましょう。

熱収縮チューブの選び方

熱収縮チューブは商品によって特徴が異なりますので、購入するときは用途や目的に合ったものを選ぶ必要があります。ここでは熱収縮チューブを選ぶときのポイントを2つご紹介します。

 

1. 用途に合わせて選ぶ

熱収縮チューブは、一層構造のものと二層構造のものの2種類にわかれています。一層構造の熱収縮チューブは絶縁や摩耗の保護に適しており、さらに薄肉・中肉厚・肉厚の3タイプから選ぶことが可能です。

一方、二層熱収縮チューブは、高度な接着剤を使用しているぶん、湿度や腐食からの保護に適しています。絶縁や摩耗の保護にも効果的なので、とくに腐食防止やシーリングなどが必要な場合は二層熱収縮チューブを選ぶとよいでしょう。

 

2. サイズ選びでは熱収縮後の内径をチェックする

熱収縮チューブのサイズは、熱収縮後の内径が、被覆物の直径よりやや小さいものを選びます。本体の外径は7mm、先端部のみ3mmなど、外径が一定しない凹凸のある被覆物の場合は、収縮前の内径が7mmより大きく、かつ収縮後の内径が3mmより小さなものを選べばきれいに被覆できます。

熱収縮チューブの収縮率は商品によって異なります。収縮前の内径だけでなく、収縮率もしっかりチェックしましょう。

おすすめの熱収縮チューブを紹介

熱収縮チューブはさまざまなメーカーが製造・販売していますが、なかでもおすすめしたいのがパンドウイットコーポレーションの熱収縮チューブです。ポリオレフィンで作られた熱収縮チューブは、最小収縮前内径が1.2~101.6mm、最大収縮後内径は0.6~50.8mmと幅広く、被覆物のサイズや形状に合わせて選択・活用できます。

収縮率は50%(2:1)と標準的な割合なので、機器内配線の絶縁や保護、端末処理など、さまざまな用途に使えるところが特徴です。また、色もベーシックな黒のほか、茶や赤、黄色、緑、透明など全部で9つのカラーバリエーションがあるため、識別にも役立ちます。

標準タイプの場合は単色で発注しますが、識別目的で使用する場合は、最初から黒・赤・黄・緑・青・白・透明の7色を組み合わせたカラーコンビネーションパックの購入がおすすめです。

そのほかにも、ベーシックな黒色のみをセットにした「黒色 同一サイズパック」や、異なるサイズの熱収縮チューブを組み合わせた「サイズコンビネーションパック」など複数のタイプがラインナップされており、用途や目的に合わせて選べます。

 

腐食防止には粘着剤付き熱収縮チューブがおすすめ

被覆物をより強固に保護したい場合は、粘着剤付き熱収縮チューブの利用がおすすめです。熱収縮チューブの内壁に特殊な粘着剤が付着しており、被覆物を水分や腐食から保護してくれます。粘着剤付き熱収縮チューブもサイズバリエーションが豊富ですので、被覆物のサイズや形状に合わせてぴったりの物を選びましょう。

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熱収縮チューブは、配線などの保護、絶縁などに役立つアイテムとして幅広いシーンで活用されています。商品のなかには水分や腐食に強いものもあります。被覆物の材質や用途、目的に合わせて最適な熱収縮チューブを選びましょう。

パンドウイットコーポレーションでは、標準タイプのほか、水・腐食に強い粘着剤付き熱収縮チューブも販売しております。サイズ・カラーのバリエーションはともに豊富です。自宅用や業務用に熱収縮チューブを活用したいときは、パンドウイットコーポレーションの商品をチェックしてみましょう。

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