結束バンドで配線を束ねる時の注意点まとめ|LANケーブルと結束バンドのことなら|パンドウイット

結束バンドで配線を束ねる時の注意点まとめ

※この記事は製品や技術にまつわるお役立ち情報=豆知識を意図しておりますことから、弊社製品以外の製品や市場一般に関する内容を含んでいることがあります

結束バンド 配線

LANケーブルなどの配線がごちゃごちゃしてしまっている場合、結束バンドで配線を束ねたいと思うかもしれません。

では、結束バンドを使って配線を束ねる際の注意点について解説します。

結束バンドで配線を束ねるには

結束バンドで配線を束ねるのは、非常に一般的に用いられている方法です。

電気設備工事の配線作業では、かなりたくさんのケーブルを使うことになるので、結束バンドで配線を束ねれば作業がしやすくなります。

さらに一般家庭でもさまざまな電子機器のケーブルを束ねるために結束バンドが使われます。

配線を束ねるために結束バンドを使用するのであれば、どのような結束バンドがよいかを決めなければなりません。

よく用いられるのはナイロン製の結束バンドです。ナイロン製の結束バンドは、丈夫で耐候性や耐薬品性にも優れています。しかも、ホームセンターなどで安価に手に入れられるのが特徴です。とくに、床下や天井にある配線を束ねて収納するのに適しています。

一方で一度束ねてしまうと、配線を交換したい場合には切るしかないのがデメリットです。

ナイロン以外にもマジックテープ式・ロールタイプ式の結束バンドがあります。こちらは、取り外しが簡単に行えるためとても便利です。配線が増えたり、交換・修理の必要が生じたりしたときにはマジックテープ式またはロールタイプ式の結束バンドの方が取り扱いやすいでしょう。

ただし、ケーブルをしっかり固定するという点ではナイロン製に劣ります。

結束バンドで配線を束ねる注意点

結束バンドで配線を束ねる際には気を付けるべき点がいくつかあります。では、その注意点についてみていきましょう。

 

きつく束ねない

結束バンドで配線を束ねる際には、あまりきつく束ねすぎないのがとても重要です。

ナイロン製の結束バンドは少しストラップを引っ張るだけで、きつくしっかりケーブルを束ねることができます。

しかし、あまりにきつくLANケーブルを束ねると、断線や通信障害の原因となります。

結束バンドとケーブルの間に少し隙間ができるくらい緩めに束ねるのがポイントです。

 

ケーブルに無理な力を加えない

結束バンドを使えばコンパクトにケーブルをまとめることが可能です。

しかし、ケーブルを引っ張ったり折り曲げたりして、無理な力を加えないように注意しましょう。

ケーブルに力が加わると、やはり断線してネットワーク接続が切れてしまう恐れがあります。

 

たくさんのケーブルを束ねない

 長い結束バンドを使えば、10本ほどのLANケーブルを束ねられるように思えるかもしれません。ですが、あまりにたくさんのケーブルを束ねてしまうと不具合が生じることがあります。

LANケーブルは熱を帯びることがあり、外に熱を放出することで通信に障害が起こらないようにしています。たくさんのLANケーブルを束ねてしまうと、熱を放出できなくなってしまいトラブルが生じるでしょう。

さらにLANケーブルにとって大敵のノイズが、他のLANケーブルから入ってくることもあります。

 

ケーブルにほこりが溜まらないようにする

LANケーブルなどは使用中に熱を帯びるので、ケーブルを束ねる際にほこりがたまらないようにすることは非常に重要です。

もしケーブルや結束バンドの間にほこりが溜まってしまうと、発熱によって発火・火災が発生する恐れがあります。実際オフィスで起こる火災の主な原因の一つは配線からの出火です。

安全のためにも、束ねられている配線はこまめに掃除するようにしましょう。

結束バンドで配線を束ねるメリット

注意点に配慮しながら結束バンドで配線を束ねると、多くのメリットがあることが分かるでしょう。では、いくつかのメリットについて解説します。

 

 見た目がすっきりする

結束バンドで配線を束ねれば、オフィス全体をすっきりさせることができます。

とくにパソコンや電子機器をたくさん使っているオフィスでは床の配線が多くなり、イスで配線を踏んでしまったり、つまずいてしまったりする危険があります。

結束バンドを使えば人目につかないところに配線を移動させたり、モールを使って収納したりすることが容易になるでしょう。

 

ケーブルを管理しやすくなる

配線がたくさんあると、ケーブル同士が絡まってどのケーブルがどの機器につながっているのかが管理しにくくなります。

結果として交換・修理が必要になったときにも、時間と手間がかかります。配線を結束バンドで束ねておけば、場所ごとや機器ごとにケーブルをまとめておくことができるので、ネットワークの構造を把握しやすくなります。

ケーブルを束ねることに加えてタグをつけておけば、さらに効率的に管理が行えるでしょう。

***

配線がごちゃごちゃしているとオフィスの美観を損ね、事故のリスクも高まります。結束バンドで束ねることで、こうした問題が一気に解決するかもしれません。

ただし束ねる際にはきつく締めすぎないように、さらにたくさんのLANケーブルを束ねすぎないように注意しましょう。

結束バンドはホームセンターなどで安価に手に入るので、家でもオフィスでも手軽なアイテムとして活躍してくれるでしょう。

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